そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

【午前十時の映画祭】レナードの朝(1990年)。

ごぜじゅう企画で前回見た『フィッシャー・キング』はジェフ・ブリッジスよりもロビン・ウィリアムズの演技が凄かったが。今作はロビンとデ・ニーロという夢のようなガチンコ演技対決ですか。流石にロビンの演技は上手かったけど職人には適わないか。

 

デ・ニーロの凄さよ!これに尽きる。

 

ストーリー概要読んだらロビン・ウィリアムズが医師役でデ・ニーロが患者役なんだけど「こりゃ逆の役柄でもイケるのでは?」と思ったけど。デ・ニーロで大正解でしたな。職人じゃなきゃ務まらんよ。あの役は。

 

映画「レナードの朝」を脳神経内科医が解説・現代医学ではどうなる? – 転ばぬ先の杖

映画「レナードの朝」は名作中の名作と言えます。30年にわたる昏睡から目覚めた患者と、彼を何とか救おうとする医師の必死の闘病生活を自らも精神科医オリヴァー・サックスの実体験による著作を基に描いたヒューマンドラマです。

医師も認める名作だとわ。「医療介護系の学生も是非見とけ」という程だからリアルさが半端ない。

 

この映画では脳炎後のパーキンソン症候群の姿が描かれています。一般の方には分かりにくいパーキンソン症状や薬の反応が上手く表現されています。映画の内容も脳神経内科専門医としても十分に納得できる表現です。

レナードに起きていた症状は『パーキンソン症候群』なのかぁ(劇中では既に『パーキンソン病』は確立していたが『症候群』はまだない為)。そういえば似たような症状の病気とかあるよなぁ。それで違う病名なんだ。

 

Wiki見たけど原作では20名の患者全ての記述が行われているが映画は原作に基づくフィクションであってレナードに焦点を当てたものであるとか。まあ、そんなもんだよね。映画なんだし(時間も限られているわけだしね)。

 

第63回アカデミー賞に作品賞、主演男優賞(ロバート・デ・ニーロ)、脚色賞の3部門にノミネートされるが受賞はならなかったそうで。ちなみにその年のアカデミー作品賞は『ダンス・ウィズ・ウルブス』主演男優賞はジェレミー・アイアンズ『運命の逆転』脚色賞『ダンス・ウィズ・ウルブス』だそうです。

 

あれれ~?おかしいぞ(byコナン君)。病人や子供に弱いアカデミー審査員なのになぁ。そういえばデカプーが『ギルバート・グレイプ』で神演技だったにもかかわらずノミネート止まりだったっけ。審査員の目は節穴かよw。

 

 

coco.to

『ファーゴ』のピーター・ストーメア出てた。ノンクレジットでヴィン・ディーゼル出てるそうです(見逃した!)。舞台にもなったのか。