例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない。
この名言が大好きでタイトル下に書いてあるのですが。誰も気づいてないみたい(´・ω・`)。
これじゃアリ・アスター監督が来日したときに隠れキャラがあったのだけど誰も気づいてくれないので教えてくれたのと一緒やん(『ボーはおそれている』の日本公開は一番最後だったので)。誰にも気づかれないと寂しいもんなのです。よくわかるぞ。
家電量販店のマッサージ機で寝てたら誰にも気づかれずに閉店という信じられない事案発生 - Togetter
これはいくらなんでもw。ツイ主が存在感無さすぎたのかも。そういば昔デパートに残されるというB級映画あったなぁ。
それはそれとして『海の上のピアニスト』。トルナトーレ作品の中では衝撃のデビュー作『ニュー・シネマ・パラダイス』(金八先生同様、アルフレードおぢさんに出会いたかったもの)の次に好き。
【ネタバレ】海の上のピアニスト|あらすじ結末感想と評価考察。船を降りない理由は何/なぜ?も解説《ティム・ロス代表作》
人間ドラマの名手ジュゼッペ・トルナトーレによる傑作ドラマ『海の上のピアニスト』。『ニュー・シネマ・パラダイス』でトルナトーレ監督と組んだ音楽家のエンニオ・モリコーネの美しい音楽が全編を彩ります。
トルナトーレ監督ならではの温かな人間愛とともに、サスペンス色も際立つ魅力ある作品です。
モリコーネの音楽がこれまたいいのよ。これだけでどんぶり飯三杯はイケる。もう泣けて仕方がない。『ニュー・シネマ・~』同様、クスッと来るシーンもあるしな。ピアノ対決シーンは圧巻。主演のティム・ロスは本当にピアノを弾いてるがプロによる吹き替えなんだとか。
『ショーシャンクの空に』は「何考えてるのかわからない」という理由でティム・ロビンスが主役に抜擢されたが『海の上の~』のティム・ロスも何考えてるのかわからないキャラだったなぁ(ティムつながりでw)。決して人見知りではないのだけどたそがれるシーンもあり本当に「何考えてるんだろ?」と観客も思うに違いない。
語りべのマックス(プルイット・テイラー・ヴィンス)の目が泳ぐ泳ぐ。1990年ごろから眼球振盪(がんきゅうしんとう)という自分の意志とは関係なく眼球がカタカタと動く病気を患ったそうなので演技かなと思ったらそうでもなかったのだね。
育ての親役のダニー(ビル・ナン)はエエ味出してたなぁ。ポジティブ満載でようござんす。どこかで見たなぁと思ったら『天使にラブ・ソングを…』の警部補役で出演してたんだね(こないだ地上波でやったっけ)。
★
- 原作の『ノヴェチェント』は1900のイタリア語読み。
- 劇中に登場するジェリー・ロール・モートンは実在の人物をモデルにしたそうです(派手好きや自慢話をするのが好きという設定も一緒)。ピアノ対決シーンはちょっとスカッとしたなぁ。
- ヴァージニアン号という船は実際にあり1904年に完成し1954年頃に廃船になったそうです。
そんなピアニストより僕と踊りませんか?
( ゚д゚)ノ ジャ、マタ!♪