そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

『バビロン』、それは楽しい映画。

タイトル見て「あ、眞露CMのパクリだな」と思った人、お友達になりましょう。


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ま、そんな小ネタはどーでもよくて。前売り買ってたんでやっと見に行きましたよ。ばびろん。この作品って賛否両論分かれてるんだってね。デミアン・チャゼル監督だったとは。チャゼル作品は人を選ぶよなぁ。

 

ひと言でいうならデミアン・チャゼル版、狂った『ニュー・シネマ・パラダイスデシタ。映画好きには見てほしい・・けど下品だからなぁ。ゴージャスでパワフル。そして下品。

 

とりあえず脳内お花畑の人にはキツイかな(特に後半)。ま、チャゼルやし。『ラ・ラ・ランド』も切ないラストだしな~。というか微妙なんよ。

 

ラ・ラ・ランド』の冒頭ミュージカル(渋滞の高速道路で踊っちゃうヤツ)は「マジ最高!」という掴みはオッケーだったけどそれ以降のミュージカルは普通だったし。でも今回の『バビロン』は大丈夫さ。冒頭シーンはもとより見どころ沢山あったから。

 

つか上映時間3時間超えはキツイ・・まだキャメロンの「拘りに拘った結果がこれです」という『タイタニック』(氷山追突から転覆までの時間を考慮に入れた上映時間というのは頭おかしいだろ←褒めてんのよ)だったら納得できるのよ。

 

でもデミアン・チャゼルだぜ。キャメロン程のヒットメーカーじゃねーし尺を削れるところあったんじゃねーの?とも思うのさ。基本的には満足してるけどね。冒頭のパーティーは物凄かった(乱痴気騒ぎすぎやろ)けど「飽きちゃう人もいるのでは?」くらい長かったし。

 

パーティーに象が出てくるなんてユーミンのコンサート?つーくらいなゴージャスさで。ま、1920年代なんて娯楽は少なかったから映画は当たれば大儲けするだろうなぁ。映画業界の栄枯盛衰というか。

 

映画『バビロン』ネタバレあらすじと感想解説 ラストの意味とは?【海外評価は賛否両論】 | ciatr[シアター]

実在した人物(5人)がモデルになってるとは。映画のネリーはめちゃくちゃな性格で破綻一歩手前なんだけどマーゴット・ロビーは嵌り役だったな。

 

 

劇中でも『雨に唄えば』が出てくるけど、これもサイレント映画からトーキーに変わる内容なんで『バビロン』よりもこちらの方をおススメするな(名作やし)。

サントラ(最高!)が欲しくなる映画でした。チャゼルはジャズ好きだなぁ。