そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

【午前十時の映画祭】お葬式(1984年)。

ごぜじゅう企画は伊丹十三祭りで前回の『マルサの女』に続いて今回は『お葬式』ですか(個人的には『マルサの女2』やってもらいたかったな)。

 

というか映画館で「伊丹十三全10作品完全放送」のスカパーチラシ貰っちゃったよ。伊丹十三さんは日本映画をけん引するくらいの才能あったのに自殺しちゃったし。残念だなぁ(ちなみに。Wikiで調べたら『お葬式』の配給収入は12億、『マルサの女』は12億5000万でした。伊丹十三監督はヒットメーカーだったよなぁ)。

 

それはともかく。『お葬式』。

 

大滝秀治さんがエエ味出してるなぁ。ひでじ良いよ。ひでじ。

 

伊丹十三作品はちょい役でもインパクトある人多いしな。笠智衆は寅さんシリーズで御前様役やってたので袈裟が似合う似合う。つか読経はかなりテキトーなんじゃないの?

岸部一徳いるわ小林薫いるわ最初のシーンでのCM助監督は黒澤清だし井上陽水いるし地味にすごい。葬儀業者役の江戸家猫八もなかなかのインパクト。

 

それにしてもだ。

海老名美どりの役柄、私生活まんまじゃんw。

 

お葬式 - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画

評価は3.7デシタ。なかなか健闘してるなぁ。

 

宮本信子は後年のインタビューで、「公開初日でお葬式の話なのに終映後、お客様がニコニコされてるのがうれしかった」と語っている。ゲラゲラでもなく、ニンヤリでもない。ニコニコというのがいいではないか。どこかほっこりするところがある作品なのだ。

映画『お葬式』考察とネタバレ!あらすじ・評価・感想・解説・レビュー | シネフィリー

そうなんだよねぇ。なんとなくホッコリできる。しかし監督の実体験とはいえわずか一週間で脚本を書きあげるというのは才能だよなぁ。

 

 

侘助が「俺は春死のう。決めた。」と言うシーンあるがさっきまでセミ鳴いてなかったっけ?車を運転しながらカツサンド受け取るシーンが何気に好き(怖いわ)。