そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

プロフィール欄の「好きな映画」を五十音にしてみた。【さ】行。

サンセット大通り

この作品と『イヴの総て』は映画好き、お芝居好きな人は必見(ちなみに同時期に公開されたので『サンセット~』はアカデミー3部門、『イヴ~』は6部門受賞)この『サンセット~』は脚本家と元銀幕スターの物語。グロリア・スワンソンの女優オーラが凄すぎだ。監督のビリー・ワイルダーは引退した女優にオファーしたのだが片っ端から断られる中スワンソンが承諾したのだとか(監督自身もビックリしたって)。

ごぜじゅう企画の中で「これだけは譲れない!」というのを30本選んでみたよ。 - そんなことより僕と踊りませんか?

 もう「女優!女優!女優!」よ。何ってんだかw。やはりラストに尽きる。彼女の「くわっ!」とした顔が夢に出そうで。メリルー(メリル・ストリープ)もしっぽ巻いて逃げ出しそうだわ。

 

十二人の怒れる男

シドニー・ルメット監督の気骨溢れるデビュー作。ディスカッションだけでこんなに面白くなるなんて!ストーリーにどんどん引き込んでく手腕は流石シドニー・ルメット!彼は舞台の演出家やCBSテレビのディレクターを経て監督になったので「ジャーナリズム派」と呼ばれていたそうです。三谷幸喜も『十二人の優しい日本人』で大いにパクってリスペクトしてますな。

 

砂の器

ごぜじゅう企画でも人気作品は何度も上映したのですが。この作品も何度もやってますな。中居正広主演のテレビドラマでも人気だったのか婦女子率高かったな。普通ドラマって映画よりも尺が長い分(全10話だしCM差し引いても映画より長いよね)ドラマのほうが有利なんだけど「これは完全に映画の勝ち!」だと思ったな。何度見ても泣ける。森田健作が若い!丹波哲郎大霊界に行っちゃったし。

 

千と千尋の神隠し

カオナシ 陰の主役。エヴァのシンジ君みたいに暴走しちゃうがピュアなんだよね。生まれて初めて挨拶してくれた(気にかけてくれたと思ったのかも)千に一途なんだもの。モデルは米林昌弘とされているが鈴木敏夫による「後付け」らしいです。銭婆に引き留められたシーンは「ああ、カオナシ居場所が見つかってよかったね」と泣いた。

いつも何度でも優しさに溢れている『千と千尋の神隠し』。 - そんなことより僕と踊りませんか?

 ちなみに鈴木Pは宣伝しまくったので『せんちひ』は興行収入が歴代1位(鬼滅の刃が追い上げてますが)。なので『ハウル』では宣伝を少し自粛したそうです。

 

ソウSAW

大抵は予告編を見て選ぶことが多いのだがこの作品はポスター見ただけで「これ!」と映画館に入ってしまった。結果的には大当たり。比較的低予算な製作費だったにも関わらず約86倍もの興行収入を稼ぎだした「映画は化ける」お手本のようなもの。気づいたら何故かバスルームにいて手錠で足を繋がれ目の前に自殺死体があるわ自分と同じように手錠でつながれてる人いるわという謎だらけなシチュエーションが堪らない。SAWのゲームがえげつないねぇ。ちなみに7作目までシリーズ化されとります。

 

 

前回の【か】行は『神様メール』か『帰ってきたヒトラー』どちらか迷ったけど今回は大いに迷いました。つか【さ】行多すぎやw