そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

クドカン絶好調やんけ。

三谷幸喜が嫉妬しそうな映画。長瀬智也がノリノリやった。すんげー楽しそう。

 

coco.to

なんなの?このパワーはw。神木きゅんは永遠の高校生だね。

 

バートンやジュネ作品なら「必ずひとりはお気に入りのキャラが見つかる」のですがクドカン作品は「もれなく濃ゆいキャラがいる」のです。間違いない。

 

キラーK(長瀬智也)は勿論ながらヘルズのメンバーが( ・∀・) イイネ! 

 

COZY役の桐谷健太はauの浦島太郎から大ブレイクしたよね。今回もいい味出してます。中盤からデビルハラスメント・じゅんこというキャラが出てくるのですが。キラーKを凌駕するキャラで。お客さんの8割がたはじゅんこキャラの毒気にやられたのではないかと。強烈やで。

 


『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』予告編

 

大介「なんで俺だけ地獄?」

キラーK「え・・フライング?ふぁっきゅー!!」

大介「意味わかんねーし(怒)」

 

もうクドカンワールド前回・・もとい全開。ベタなコントも笑える笑える。「spec」でクソ寒いギャグを神木きゅんにやらせるよりは百倍もいいぞ。

 

それにこの映画はお笑いだけかと思ったらメインの長瀬智也はもとよりゲスト出演の野村義男、Char等のギターテクも披露してくれるし(ああ、ワンシーンのみというのがもったいない)。「AKBも見習えよな」つーくらいのキレッキレダンスありーの。エンタメしてましたぞ。

 

★★

 

自分の映画レビューは大抵「ああ、こういうことが言いたい!」と思ったら映画見ちゃう方なので。こないだの『神様メール』は本国ベルギーでは「マッドマックス 怒デス」の興行成績を超えたこと、『帰ってきたヒトラー』ではヒトラーや無駄にエロいミーガン・フォックスのことを書いたのですよ。

 

ほんでもって。この『TOO YOUNG TO DIE』。知ってる人も多いとは思いますが公開延期になったのですね。その延期になるきっかけとなった事故がこちら。

 

www.asahi.com

いくら運転手テンパったとしてもこれはないから。坂道をフットブレーキのみで下るなんて有り得ないから!ニュートラルにしたらエンジンブレーキかからなくなるのは運転経験者なら当然知ってますから。このバス会社の運営状況とかいろいろニュースになりましたが。

 

確かにこれはキツイ。遺族もやりきれないでしょう。

 

でもね。それと映画とは別物だと思うのですよ。たまたま重なっちゃっただけで公開延期するほどのもんなの?それに事故関係者は『TOO YOUNG TO DIE』見ないと思うし。気にしすぎなのでは?とも思ったが。そんなこと考えて映画見たのですがね。

 

うん。公開延期して正解(微妙だけどな)。

 

だってあの事故シーンがキーポイントになるので出てくるわ出てくるわ(特に後半)。たしかに演出上しかたないにしてもアレだ。微妙だけどね。この配慮は(・∀・)オッケー!

 

今やネットでなんでも叩くからどんな業種でもピリピリしてるんだな。あのジャポニカ学習帳の表紙が昆虫じゃなくなったそうで(どうやら「昆虫嫌い」からクレームあったようです)。

 

 

そういえば酒鬼薔薇事件の時も『スクリーム』公開延期になっちゃったんだよなぁ。

そんなキラーKよりキラーBと踊りませんか?

ふぁっきゅー。