そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

ネームバリューより口コミ勝利な『ゲゲゲの謎』。

アニメ[編集]

1960年代1970年代1980年代1990年代2000年代2010年代と、各年代ごとに6つのシリーズ作品が製作されている。2000年代には別枠で原点となるシリーズ作品も製作されている。

ゲゲゲの鬼太郎 - Wikipedia

 

鬼太郎って結構愛されてるよなぁ。今作は第6期をベースとした作りなので猫娘が可愛い。つか10年ごとにシリーズ化しとったか。

 

猫娘が可愛くなっとる。

ジブリのネームバリューよりは地味だけど鬼太郎も結構すごいよな。それよりも宣伝少な目(予告編見た人がレアなくらい)なのにスマッシュヒット。ほとんどの人が「映画やってるの知らなかった」というアレな状態なのにSNSの口コミで満員御礼状態になったとは。

 

エックス(旧:twitter)の凄さよ。著名人が褒めると拡散力も半端ないね。

 

『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』累計動員115万人&興行収入16.5億突破!キャスト&スタッフより感謝のコメント&イラストが到着 | ciatr[シアター]

100万人突破してましたか。東映の幹部もビックリしたとか。ココまで伸びると思わなかったか(だからあまり宣伝してなかったんだね)。

 

ついでに自分も「結構いい評判だから見てみようかな」という軽い気持ちで臨んだらあまりのクオリティの高さにビックリ!なにこれ?新海誠作品に匹敵するくらいな田舎の風景。それに脚本もよく出来てるし演出も素晴らしい。キャストも手堅い声優陣だから「こりゃ化ける(大ヒットする)わな」と思いました。

 

鬼太郎誕生の話なんで『ゲゲゲの鬼太郎』ファンでなくとも鬼太郎と目玉おやじ猫娘知ってるだけで充分に楽しめます。鬼太郎最初にちょっと出るくらいですから。

 

結構刺さる要素いっぱいあって

どれか一つ当てはまればかなりハマるかと。ぐいぐいストーリーに引き込まれますよ。

ただひとつ難点があって。かなりエグイのですよ(血みどろというよりはあのキャラが・・)。そこんとこよろしく。PG12指定なんだけど『鬼滅』の「ママ、『ゆうかく』って何?」ってレベルじゃねーよ。

 

『ゲゲゲの謎』は大人向き。大人が鑑賞に堪えられる内容だと思いました。主人公・水木が謎を知って吐いてしまうシーンあるが「うん、あれなら絶対に吐くな。観客でも」と思ってしまう程。胸糞アニメだったとは。

 

でもね。脚本が非常によくできていて「ヤヴァイけど見てしまう」というある意味中毒性があんのよ。ゲゲゲの謎はパンドラの箱だったな。パンドラの箱を開けてしまったがゆえに魑魅魍魎、いろんな災いが起こるが箱の奥に残った「希望」を抱いて人は生きてゆくんだな。この場合の希望は鬼太郎なんやね。

 

 

横溝正史大好きなワシとしては大満足。ゲゲ郎がすげー強くて格好いい。第5シーズンと同じ時期に『墓場鬼太郎』やってたのね(内容がアレなんで深夜枠か)。その1作目がようつべで見られるので拝見しました。ワシはこういうダークな鬼太郎好きかもしれん。