そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

【午前十時の映画祭】モスラ(1961年)。

もすらーやもすら♪(song byザ・ピーナッツモスラの歌』)

 

Wiki見たらこの『モスラの歌』は当時レコードとして発売されることはなく、ザ・ピーナッツ解散後の1978年になってシングル発売されたのだとか。ザ・ピーナッツは歌上手いなぁ。個人的には劇中の歌謡ショーで小美人に『ふりむかないで』『恋のフーガ』歌ってほしかったヲイ

 

モスラ』は、1961年7月30日に公開された、東宝製作の怪獣映画。およびそれに登場する架空の怪獣の名前。日本初の「東宝スコープ」(ワイド・スクリーン)の怪獣映画である。同時上映は『アワモリ君売出す[2]

モスラ - Wikipedia

アワモリ君が気になって夜も眠れない。アワモリ君売られちゃうのかぁ。

 

で、この作品。他の怪獣映画と少し違うのは当時、日本文学界の巨匠でもある中村真一郎福永武彦堀田善衛が原作者だということ。気品が感じられるねw。今でいうなら直木賞作家が3人も仮面ライダーウルトラマンの脚本を担当するようなもんですよ。

 

地味にすごい。

 

主役(?)であるフランキー堺の役名が福田善一郎というのは原作御三家の名前からそれぞれ頂戴したものだとか。インファント島民はテンプレだし威嚇するために石をガンガン叩いて「お前はラッコか!」とツッコミたくなる。でも島民は平和主義で座礁した日本人を助けてくれたし小美人は拉致されてるのに歌ってるしw。

 

こういうの、嫌いじゃないよ。

 

上原謙は二枚目だし香川京子は可愛いし。フランキー堺が出演している時点で怪獣映画なのにわりと笑いを取り入れてます。なかなか良いバランスの怪獣映画で。というかモスラって悪い奴じゃないじゃん。悪いのは小美人を拉致ったネルソン(ジェリー伊藤)やろ。モスラ悪くない。迷惑だけど。

 

その当時の怪獣映画といえば本多猪四郎監督(「いしろう」と読むそうです。)、特撮と言えば円谷英二(先進的な撮影手法ばかりするので最初の頃は周りのカメラマンたちから理解されなかったとか)。今ではVFX当たり前なんだけど当時はそんなのなかったんでミニチュア。うーん芸が細かいっ!

 

円谷プロの創設者ですからね~特撮映画の神様的存在ですよ。円谷英二さんは。

 

安保闘争の翌年の作品で、当初は世界同時公開が予定されていたこともあり[注釈 2]、ロリシカ[注釈 3]として描かれた米国との関係や、サンフランシスコ講和条約で日本が独立を回復したはずであるにもかかわらず、外国人の犯罪捜査や出入国管理が相変わらず在日米軍主導で行なわれていること、モスラがわざわざ横田基地を通ることなど、当時の日本の政治状況を反映した描写が目立つ。また、当時の宣材パンフレットには、フェミニズム先住民問題がテーマとして掲げられている[6]

モスラ - Wikipedia

なるほろぅ。そんな時代背景が。そうそう。出入国管理がお粗末だったなぁ(やはり「勝てば官軍負ければ賊軍」なんだよなぁ)。当時の東宝撮影所の食堂には「モスラ弁当」なる献立が登場したとか!

 

 


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なんといっても復活させたTOHOさん凄い。グッジョブやでぇ。感激して涙が出そうだよ。こんな劣化してたんだぁ。香川京子さんもモスラが海を渡るシーンが激推しだそうです(自分の出演シーンじゃないのに!)。

 


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モスラ愛が止まらない。こんなん発売されてたのね。