ごぜじゅう企画では4年目あたりから邦画もやり始めたんだけど「世界のクロサワは外せない!」とばかりにクロサワ作品も上映されるようになりましたね。しらんけど。
『七人の侍』は何度見ても面白い!演出から俳優の演技から何から何まで完璧な作品(さすが巨匠)。「モノクロ映画だから」「自分の生まれる前の作品だから」と敬遠している輩は絶対に見といたほうがいい。
そして。クロサワ作品は初期の頃が一番面白い(ファンが認めるベスト3でも『七人の侍』『生きる』『天国と地獄』だし)。今回は『隠し砦の三悪人』ですかヤッタァ!
SF映画の金字塔『スターウォーズ』の原点でもあるこの作品。SWオタクだったら必ずクロサワ映画だけではなく作品名まで言える筈。基本中のキですからね。しらんけど。
『七人の侍』に似た演出もしていますがSWの原点は『隠し砦の三悪人』なんですよ。ぜったいに!これは外せない(ここテストに出ます)。
1977年公開のジョージ・ルーカス監督作『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』のアイデアは、本作を基にしていることを監督自らが語っている[26]。ルーカスはC-3POとR2-D2が、百姓コンビの太平と又七をモデルにしたことも認めている[27]。ほかにも、黒澤映画の特徴的技法であるワイプによる場面転換を採用し、レイア姫の男勝りな性格や行動には雪姫の影響がある[26]。
藪の中で雪姫を追いかけるシーンは『エピ6/ジェダイの帰還』のエンドア森林地帯を駆け巡るスピーダーバイクを思い出してしょうがないw。枝を見事に小道具として活用してるよなぁ。
映画「スター・ウォーズ」が日本の時代劇の影響を受けた経緯がよくわかるムービー - GIGAZINE
これを見るとルーカスは大体のクロサワ作品をリスペクトしていることになりますね。ヨーダ様は島田勘兵衛がモデルだったとは(頭をなでるシーンも同じだし)。「JIDAIGEKI(時代劇)」をモジって「JEDI(ジェダイ)」デスカ。
『隠し砦の三悪人』を見ると流石!世界のクロサワとしか言いようがない。ルーカスが惚れこむのも納得。太平(千秋実)&又七(藤原釜足)の凸凹コンビときたら!本家のほうが断然面白い!キャラがいいねぇ。
三船敏郎演じる真壁六郎太が馬で敵の騎馬武者を追いかけて斬り捨てるシーンは、三船がスタントマンを使わずに演じた[16][17][18]。三船は両手で刀を握って八双の構えをとり、膝だけで馬を制御している[18]。また、六郎太たちが鉄砲隊に狙撃されるシーンでは、本物の銃弾を撃たせ、わずかに狙いがそれるように撮ろうとしたが、さすがに三船も弾丸をかわすことは出来ず、編集で実弾が着弾するショットを繋いでいる[4]。着弾シーンも普通は火薬を使うが、火薬だと煙が出てしまうため、実弾を打ち込むことにした[19]。
じ、じつだん・・(汗)。そんなの今じゃ出来ないだろ。クロサワ映画って本編よりもエピソードが物凄い(『七人の侍』での炎上シーンもスタッフが良く燃えるようにガソリンかけてバックドラフト現象が起こったそうだし)。
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この作品って脚本が黒澤含め4人で執筆したんだね。どーりで面白いわけだ。当初の製作費は9000万の予定だったが撮影日数は遅れてしまい1億9500万まで増大したそうです(これをキッカケに東宝と黒澤が折半出資し黒澤プロダクションが出来たのだとか)。