そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

【午前十時の映画祭】ゴッドファーザー祭り。

ごぜじゅう企画の第11回目が終わったと思ったら翌週から12回目が始まりw。初回は『ゴッドファーザー』ですか。いやぁ、長い。内容的にもキツイ・・。でも名作。まごうことなき名作。おまけにパート2、3も上映されるという(これは有難い)。

 

映画製作スタッフも「こんな暗い内容の作品ヒットするはずない」とタカをくくってたのが予想以上の大ヒットでビックリしたとか。

 

1972年3月15日に全米で映画が公開されると爆発的なヒットとなり、『ジョーズ』(1975年)に破られるまでのハリウッド興行収入記録を打ち立てた。批評家たちからも映画の内容を絶賛され、同年度の第45回アカデミー賞で作品賞を獲得した。続編の『ゴッドファーザー PART II』もアカデミー作品賞を受賞したため、今日に至るまで正編と続編でアカデミー作品賞を獲得した唯一の例としても有名。

ゴッドファーザー (映画) - Wikipedia

 

でわ。レビューいってみよう!

 

ゴッドファーザー(1972年)。

やはりヴィトー・コルレオーネ役のマーロン・ブランドに尽きる。この存在感、このオーラ!いろんな役者さんがマフィアのドンを演じるけどブランドを超える人は現れないだろうなぁ。名優だがクセの強い役者でよくトラブルを起こすことからスタッフにも敬遠されたそうで。ブランドが自分のイメージ・フィルムをコッポラに送るほどの入れ込みようなので相当気に入ったのだろうね。冒頭の結婚披露宴シーンはクロサワ作品『悪い奴ほどよく眠る』を参考にしたとか。

 

ゴッドファーザーPARTII(1974年)。

前作でマイケル(アル・パチーノ)がドンになってからの悲哀が描かれる。いやぁ、パチーノ演技上手いっす。デ・ニーロ(前作でソニー役のオーディションを受けたが落選。でもコッポラ監督に演技を認められて今回、若き日のヴィトー役に選ばれたとか)も演技の為にシチリア島に移住するほどだからその頃から職人さんだったんだな(『タクシー・ドライバー』ではタクシー運ちゃんやったそうだし)。マイケルの非情さとヴィトーの人望が対比されて凄かった。ソフィア・コッポラが洗礼を受ける赤ちゃん(しかも男の子w)で出ています。

 

ゴッドファーザーPARTIII(1990年)。

前作より16年の時を経て制作されたが登場人物は出来るだけ前回の役者さんで構成されてます。今回、ソフィアはマイケルの娘メアリー役(端役どころか重要なポジションなので批判浴びたとか)。やはりこの三部作はマイケルが主役だよなぁ。

マフィアとイタリア政界、バチカンの不明朗な関係と腐敗が巻き起こしたスキャンダルを、ほぼそのまま内容に取り込むことであからさまに批判したことや、衰えたマイケルの懺悔や苦悩ばかりに焦点を当てた内容が災いし、アカデミー賞には7部門でノミネートされながらも結局受賞には至らなかった。批評家たちからの評価も芳しくないまま、興行的にも前作に届かぬ結果となった。コッポラは後に「私自身を満足させたがために、観客の期待を裏切る結果になった」と弁解している。

ゴッドファーザー PART III - Wikipedia

前二作に比べ評判良くなかったみたい。自分はこういうの、嫌いじゃないよ。ちなみに『ゴッドファーザー』は日本の興行収入は19億円(端数除く)、PARTIIは8億、PARTIIIは13億です。

 

 

確か『スクリーム』だと思うけど「続編で面白いのは『ゴッドファーザー』と『エイリアン』だけだ」という台詞あったなぁw。続編は劣化しちゃうからなぁ。

そんなドンより僕と踊りませんか?

( ゚д゚)ノ  ジャ、マタ!♪