もう12月なんだけどね。「シャレオツ」という言葉自体、死語なのかな?
今夜は満月 ビーバームーン さらに「半影月食」の観測も可能に(tenki.jp) - Yahoo!ニュース
ほう。英語圏では11月を「ビーバームーン」いうんか(ビーバーが冬を越す為巣作りする時期だからなんですと)。1~12月までの月の呼び名は
- ウルフムーン
- スノームーン
- ワームムーン
- ピンクムーン
- フラワームーン
- ストロベリームーン
- バクムーン
- スタージャンムーン
- ハーベストムーン
- ハンターズムーン
- ビーバームーン
- コールドムーン
3月「ワームムーン」は日本で言うと「啓蟄(けいちつ)」が近いかな。7月の「バク」とはBuck(男鹿)のことでオスの鹿はつのが生え変わる時期なのでネイティブアメリカンはこう呼ぶようになったとか。
それちゃうわ。惜しいけど(それも違う)。
8月の「スタージャン」とはSturgeon(チョウザメ)。この時期はチョウザメが成長し漁を始める頃なので「スタージャンムーン」と呼ばれるそうです。9月の「ハーベスト」はHarvest(収穫)。そういやS・キングさんの作品で『アーバン・ハーベスト』というのあったなぁ。関係ないかw。
ハーベストムーンとは?今日は満月、空を見上げてみてはいかがですか | ハフポスト
10月の「ハンターズ」はHunter's(狩猟)。12月「コールド」はCold。寒いからじゃないっすか(まんまですね)。
そんなシャレオツな英語圏。いやいや日本の呼び名だって捨てたもんじゃないぜ(競ってどうするよ)。
月の名称は旧暦に基づいているため新月を1日目、満月を15日目としています。
そりでわ。いってみよう!
- 新月(しんげつ)・・昔は「朔(さく)」と言っていたそうです。
- 二日月(ふつかづき)・・「繊月(せんげつ)」とも言います。
- 三日月(みかづき)・・細く美しい形をしていることから多くの呼び名があります。
- 上弦の月(じょうげんのつき)・・「半月(はんげつ)」「弓張り月(ゆみはりづき)」とも言います。
- 十日夜の月(とおかんやのつき)・・旧暦10月10日に「十日夜(とおかんや)」という行事があります。
- 十日余りの月(とおかあまりのつき)・・十日夜の翌日の月という意味です。
- 十三夜月(じゅうさんやづき)・・満月に次いで美しいとされ、月見の風習が現在も残っています。
- 十四日月(じゅうよっかづき)・・「待宵月(まちよいづき)」「幾望(きぼう)」とも言われています。
- 十五夜(じゅうごや)・・満月を「望(ぼう)」ということから「望月(もちづき・ぼうげつ)」とも言います。
- 十六夜(いざよい・じゅうろくや)・・望月(満月)を既に過ぎていることから「既望(きぼう)」とも言います。
- 十七夜(じゅうななや)・・「立待月(たちまちづき)」とも言います。
- 十八夜(じゅうはちや)・・「居待月(いまちづき)」とも言います。
- 十九夜(じゅうくや)・・「寝待月(ねまちづき)」「臥待月(ふしまちづき)」とも言います。
- 二十夜(にじゅうや)・・「更待月(ふけまちづき)」とも言います。
- 二十三夜(にじゅうさんや)・・「半月(はんげつ)」「下弦の月(かげんのつき)」とも言います。
- 二十六夜(二十六夜)・・「有明の月(ありあけのつき)」といい有明(夜明け)の空に昇る月という意味があります。
- 三十日月(みそかづき)・・ほぼ新月なので真っ暗です。月がこもる(真っ暗で見えない)ことから「つきがこもる」→「つごもり」に転じ「晦日(つごもり・みそか)」とも言います。
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日本の表現が風情あっていいなぁ。だってお箸の国の人だもの。
中島みゆき - 帰れない者たちへ Cover XXkurage