まずまずな満足度で。これ原作あるの？と思ったら監督のオリジナルなんだってね（ノベライズされているがそれは映画版）。
中村倫也ファンにはおつりがくるぐらいな作品だと思われ。
【最新シネマレビュー】7種類の中村倫也に出会える映画『水曜日が消えた』 / カメレオン俳優の実力にほれぼれする良作です！ | エンタメウィーク
カメレオン俳優と呼ばれてるのかぁ。演技上手いもんなぁ。中村倫也が7変化！というのを想像しがちですが微妙です。月曜と火曜のボクが活躍していてあとはチラ見程度だし。
本題に入る前に。「カメレオン俳優って他に誰が？」と思いこんなん見つけた。
カメレオン俳優ランキング決定戦！TOP20【本当に同一人物？！】（16～20位）｜ランキングー！
やはり1位は菅田将暉ですか（当然かもｗ）。2位は山田孝之だそうで（変態役を演じさせたら山田孝之の右に出るものはいないくらいエエ味だしてるからな）。ちなみに中村倫也は3位ですと。マツケンこと松山ケンイチも演技上手いよなぁ。
つか大沢たかお（こないだ地上波で『キングダム』見たので）は？阿部寛は？なんか線引きがイマイチ。ようは「性格俳優」ということかな？よくわかりません（でも演技上手いことは確か）。
で、本題の『水曜日が消えた』なんですが。
主人公の僕が何故多重人格なのかという説明が演出により過剰になりすぎず良かったかな。庵野の「わかる奴だけわかればいい」と観客置いてきぼりではなくさじ加減がええ塩梅デシタ。ストーリーが進むにつれ「ああ、そういうことか」とわかるはず。
つか幼いころの事故で人格が7つになるというのは実際あるの？ま、フィクションやしね（トラウマを消すために別な人格が生まれるというパターンはあるにはあるが）。
その時の様子を夢で見るという設定なのだがなかなか凝ってるのよ。サイドミラーの割れ目から鳥が数羽飛んでるように見えるシーンが出てきますが何度も出てそれがちとウザい。でもよく考えたら微妙に違ってるのですよ。回を追うごとにだんだん鳥の数が減っていくので。
もしかして人格が消えてるという演出？だとしたらなかなかやるな。
いつも損な役回りの火曜日（の人格）が水曜日が消えたことにより「普段の生活が違って見える」という演出も中村倫也の演技も大変うまい。さすがカメレオン。
ちょっと腑に落ちない点は「なんで7つの人格がいっぺんに出来ちゃったの？」と「月曜日が出てくるけどまるでテレビ電話してるみたいな演出は無理なんじゃ？だって週ごとの人格だから翌週まで待たなきゃ新しい動画はアレだし」かな。
脇キャラも結構よかったけど「ゲスの極み乙女」の休日課長出てたー（ちょい役過ぎたけど）。きたろうが先生役なんだけど似合わないなー。柄本明のほうがイメージ的にはぴったんこなんだけどなー。
★
そんなこんなで『水曜日が消えた』は普通に好きかもｗ。ポストイットを小道具に使ってるのですがその使い方が良い。そしてエンドロールの扱い方といったら！
