満足度高し。DCなのに派手さはなくむしろ人間ドラマに近い(というかドラマ)。ヴィランであるジョーカーに焦点を当てた作品なのですがVFXなんて一切使わず。ま、ドラマなんだからだろうけど。「派手なアクション期待してたのにガッカリだよ!」という声は一切上がらずむしろ「ホアキン・フェニックスが凄い」という高評価。
ヴィランだけど人気の高いDCキャラ20選 | ciatr[シアター]
やはり一番人気は「ジョーカー」デシタ。カリスマ性ハンパないけど本編のジョーカーは「神輿に担がされた」感じがムンムンするのですが。映画を見た人は「もはやジョーカーじゃなくてもいいのでは?」「こんなのジョーカーじゃない!」という意見もあるので。悪のカリスマであるジョーカーを扱うにしてはあまりにもこぢんまり過ぎてファンとしては微妙なのだと。
でもホアキンの演技が半端なく凄いから文句も言えないのですよ。
ここで紹介されていた『ジョーカー』レビュー読んでたのですが如何せん長文好きなはてな住人のこと熱量がパネェ。まだ数人しか読んでません(汗)。
いやぁ、賛否両論で(というか否は無い感じだが)。いろいろ考察しまくってますな。これがはてな村や!それよりも【ネタバレ】となってますが。思うに「ネタバレ」だろうとなかろうが映画見てなくても読む奴は読む。実際ブコメに「見ようかな」とあるし(どこのレビューでも!)。
ま、そんなことはどうでもよくて。この作品のレビューはある程度ネタバレしなきゃ語れないのでは?「アナキン・スカイウォーカーはダース・ベイダー卿なんだよ」と何を今更・・というのと大して変わらんし。
『エンドゲーム』見た客がこれから見ようと列に並んでる人に向かって大声でネタバレしたらフルボッコにされたネタあったけど(アホすぎるわ)。この『ジョーカー』は別に構わんのでは。確かに魅力は半減するかもしれないがエンドゲームに比べたらw。
それよりもだ。どっからどうネタバレしたらいいのかわからんて。そんだけ口頭じゃわかりにくいかと。やはりブログなどの文章にしたほうが伝わりやすいかと。
ま、それも置いといて。確かに十人十色というか感性は人それぞれなんですがね。なんでここまで社会現象になるくらいな勢いで意見出まくってるのか考えたのですが。どうもこの作品で重要なポイントになる「妄想」の線引きをどこでつけるのかで思考も違ってくるのかなぁ・・と。ざっくり分けてみると
妄想度少なめ(というか割と素直に鑑賞)。
この映画の肝となる妄想は大泉洋主演『アイアムアヒーロー』と違い「はっ」と我に返るシーン無いわけですよ。アーサーは神経障害あって薬を服用してるのでもともと妄想癖があったのか副作用なのかしらないけど妄想と現実の境が曖昧なんですね。同じ階に住むシングルマザーといい感じになっちゃうのは妄想としても時系列で素直にストーリー追えば「大事な人に裏切られちゃ、居場所を無くされたらこうなっちゃうかも」という感想になるのです。知らないけど。
ちょっと妄想多し(半分とはいかないまでも多分妄想)。
「あれぇ、ちょっとおかしいなぁ」と辻褄合わないところも出てきます。そこはアーサーの妄想にしときましょう。「妄想でなくとも映画なんだからそういうことってあるよね」と思うかもしれませんがトッド・フィリップス監督の緻密に計算された演出からそれはないと思いますね。もうホアキンの演技がうますぎて妄想なんだか現実なんだか見てるこちらまでごちゃごちゃするのよ。
だいぶ妄想(現実ほんのチョッピリ)。
レビュー読みあさるうちに「もしかしてラスト部分が本物であとは全部妄想かも」と思うようになりました。だって絶対的カリスマのジョーカーがいくらなんでもこぢんまり過ぎなんだもの(これじゃ只の犯罪者だろー的な)。それに「君には理解できないよ」というセリフが意味深すぎて。
★
とにかくホアキンが演技達者すぎて鼻血が止まらない。お兄ちゃんほどのカリスマ性はないけど立派な俳優さんになったよね。『ビューティフル・デイ』もオススメ。
そんな妄想で僕と踊りませんか?
ではまた( ´ ▽ ` )ノ