読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

リアル脱出ゲームだった映画『ドント・ブリーズ』(そして家主は基地外)。

そもそも住人がいるのに泥棒に入るか?ふつー。

 

coco.to

「20年に1本の恐怖の作品」というのは大げさな感じもするが。面白いから許すナニサマ

なかなかの満足度で。これは掘り出しもんや。

 

さくっとストーリーを紹介すると。

ある老人の家に大金がある情報を得て夜、泥棒に入る三人組。「ジジィじゃん。しかも盲目じゃん。楽勝だぜヒャッハー!」とタカをくくっていたらなんとその老人はセガール級の殺戮マシーン。あっという間に一人を容赦なく殺す。さぁ、残りのふたりは生きてこの家を脱出できるか?

 

シンプルですね。鼻血が出るほどシンプルなストーリーですね。低予算映画にありがちな出演者少なめ設定(なんせ仲良し泥棒三人組とセガール爺、それと犬・・あとは秘密)なんで。今まで見た映画でいちばん少人数は『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』かなぁ(主要メンバー三人やし)。

 

そんなシンプル映画なんだけどいちばん濃ゆい!不思議!脚本が良く出来てる。先ほどのcocoで2016年度のベスト10を選んでたんだけどあーだこーだやってたらこの作品が1位になっちゃったw。

 

miyearnzzlabo.com

のっけから『ドント・ブリーズ』おすすめしとります。しかもあのシーンゴリ押し。流石は町山智浩w。映画秘宝好きは町山氏のファンではないかと思う今日この頃。しっかし町山氏、映画評論家じゃなかったら只の下ネタおぢさんw。感性が自分と似ているのが微妙なんだけどな。

 

それはそれとしてですね。小道具として(?)犬が出てくるのですね。これがまぁ、憎たらしいのなんの。いくらわんこ好きなおいらでもこいつは鼻つらグーパンチじゃ!こいつが一役買ってるのかもね。

 

立場が逆転するのがすごい。

最初は「あんなショボショボなご老人(しかも盲目)の家に押し入ろうなんてとんでもない奴らだ!けしからん(怒)」だったのが「え?」になってストーリーが進むにつれ「ええ?」「えええ?」という具合に段々「え」が増えていきます。あれ、この映画ってピカネスクロマン(主役が悪い奴だけど感情移入できる)だっけ?

 

セガール爺がただただ凄い。

殺戮マシーンなのでw。容赦なく強盗を殺しますが。慈悲はないのか!と思ったが爺には秘密があったのですね。その秘密が明らかになる前は「確かにやりすぎだとは思うが相手は強盗だしなぁ。警察来ても正当防衛で処理されるだろう(汗)。自業自得だな」だったんですよ。それがストーリー中盤になる頃には「この爺、かなりヤヴァイぞ。つか狂ってる」にシフト。

 

しむらー!うしろーー!

どうやって脱出するのかドキドキ。もうこの時点でセガール爺に同情は1ミリたりともありません(出来ません)。「刺し違えても構わんからジジイをやっつけろ」と思う人も結構いるかもしれません。そんだけ爺は鬼畜や。「おこちゃまは見ちゃダメ」なPG12指定が納得できました。

 

あの作品にインスパイアされたとしか思えない。

結構いろんな作品のイイトコドリ。似ていると思ったのは『暗くなるまで待って』。なかなか逃れられないところは『悪魔のいけにえ』。タイトルからして『デッド・サイレンス』に似ているな~と思ったが『ドント・ブリーズ』のが上だな。キング原作の『クジョー』も入ってたしね。

 

やはり映画はアイディア次第でこうも面白くなる見本市だね。

最後に。低予算ながらも「これは面白い!」な作品をご紹介。

  • 悪魔のいけにえ心理的にくる。どぎついシーン少なめなのにw)。
  • 『QUBE』(へたすりゃセット2つだけで済むんじゃないの?ここまで盛り上げる演出はさすがだ)。
  • ブレア・ウィッチ・プロジェクト(ストーリーよりも「これは本物です!」とスタッフが嘘を言い切っちゃってヒットしたのが凄い)。
  • 『第9地区』(エイリアンが難民という発想が良すぎる。低予算SFながら中身はしっかりしてたな。ある意味、主人公ヴィカスの成長物語だった)。
  • 『クロニクル』(ひょんなことから超能力を身につけた仲良し三人組の物語。『クローバーフィールド』のようなカメラワークが面白い。これも掘り出し物や)。

 

ようつべで『ドント・ブリーズ 予告編』と検索したらラジオのレビューばかりで探せなかった(汗)。みんな絶賛してるなぁ(そんだけ人気ということか)。

そんなセガール爺より僕と踊りませんか?

ではまた( ´ ▽ ` )ノ