ストレスが地球をだめにする
ストレスが女をだめにする
(song by森高千里『ストレス』)
予告編は割と普通だな・・と思ってたけど原作者の名前が出るや否や見たくなったこの映画。東野圭吾や湊かなえクラスだったら大手配給会社が食らいつくが吉田修一はテアトル系かぁ(それでも中規模くらい)。
松本まりかはポスト檀れいとして頑張ってました。流石に「エロいおねいさん」には振り切ってないが。同僚にお灸してもらってるシーンがチラリズム過ぎてw。あの演出わざとやろ。ありがとうございました。
滋賀県って昭和で止まってるの?というくらい昭和でしたな(県民怒るで)。金八先生の『腐ったミカンの方程式』かよ!と突っ込み入れたくなったよ。監督は大森立嗣(大森南朋のお兄さん)ですか。『MOTHER マザー』の突き抜けちゃった感が好きだったな。ま、全体的に突っ込みどころ多いのですが。
仮面ライダーにストーカーされたり何回も壁ドンされたら誰だっておかしくなるだろ。藤岡弘でなくてよかったな。
『空白』ではマスゴミが酷かったが。『湖の女たち』は県警が腐ってましたな。素晴らしき縦社会!上司が腐ってるから部下まで腐るという負の方程式よ。「マスゴミをうまく使えよ!」「それはSNSで流せば誰かが歪んだ正義ぶちかましてくれるぜ」と突っ込みどころ満載で却ってイライラしますよ。
「化け物には化け物をぶつけるんだよ!」と貞子に伽椰子を対決させるように腐った警察にはマスゴミを向かわせれば相殺されますよ。しらんけど。文春砲ならかなりの破壊力あるかと。更にしらんけど。
ようつべで『湖の女たち』レビュー見たけど。原作のほうがよかったのでは?という意見も。自分もそう思ったな。原作未読だけど「端折ったな」と思える個所もあるし(原作と映像は別物なんでこれはしょうがない)福士蒼汰&松本まりかの変態プレイを目玉にしているせいか内容がブレているように思えて仕方がない。
全体的に面白い題材なんだけどいろんな要素ブッコミすぎてなんか微妙なんだよな。脇キャラが近藤芳正、平田満、財前直見、根岸季衣、三田佳子と地味に豪勢なんで演技の見どころは十分すぎるほどあるのにさ。
★
濱中圭介(福士蒼汰)と豊田佳代(松本まりか)の変態プレイは「ああ、もともと素質はあったけどストレスでこう発散しちゃったんだな」とわかるし犯人扱いされて執拗に攻め立てられる松本郁子(財前直見)を見て「泣くのもストレス発散になるのだよなぁ」と思ったなぁ。