そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

【午前十時の映画祭】ティファニーで朝食を(1961年)。

麗しのオードリー様。

 

今までのごぜじゅう企画ではオードリー・ヘプバーン主演の作品が一番多いんじゃないかしらん。そんだけ名作多いし。今作も人気ですよねー。

 

クロサワ映画なら『七人の侍』『生きる』『天国と地獄』が必ずベスト3に入るほどの人気なんですがオードリー・ヘプバーン作品は結構ばらつきありますな(『ローマの休日』は別格だけど)。

 

批評家が選ぶ、オードリー・ヘプバーン出演作ランキング!『ローマの休日』だけじゃない、“フレッシュ”なおすすめ10選|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS

ロッテン・トマト」とは、全米をはじめとした批評家のレビューをもとに、映画や海外ドラマ、テレビ番組などの評価を集積したサイト。批評家の作品レビューに込められた賛否を独自の方法で集計し、それを数値化(%)したスコアは、サイト名にもなっている“トマト”で表される。好意的な批評が多い作品は「フレッシュ(新鮮)」なトマトに、逆に否定的な批評が多い作品は「ロッテン(腐った)」トマトとなり、ひと目で作品の評価を確認することができる。

ほう。フレッシュ評価とな。それによると・・

  1. おしゃれ泥棒
  2. ローマの休日
  3. 暗くなるまで待って
  4. シャレード
  5. マイ・フェア・レディ
  6. 麗しのサブリナ
  7. ティファニーで朝食を
  8. パリの恋人
  9. 尼僧物語
  10. いつも2人で

こんなんでましたけど(byアツノ)。『麗しのサブリナ』が6位なのは解せぬ(どれも僅差だけどね)。

 

それよりも。今回の『ティファニーで朝食を』。代表作のひとつでもあり有名ですよね。オードリー様と言えばジバンシージバンシーと言えばオードリー・ヘップバーンというようにオシャレ番長なオードリー様。ファッションアイコンだぁね。

 

でもね。自分は好きだけど微妙なんよ。オードリー様は天真爛漫だしオジサマキラーだし演技も上手いけどなんかちょっとアレ。別に嫌いじゃないけど「ホリー役は絶対にオードリー様だ!」という訳でもないのでは?

 

(-ω-;)ウーン。なんか違うような・・微妙なんだよなぁ・・。小骨がのどに引っかかったような感じ。

 

カポーティパラマウントから映画の出演者を聞いて、ひどいミスキャストだと思った[59]。しかしヘプバーンには直筆で「このたびは『ティファニーで朝食を』の映画への出演をご承諾いただき、大変うれしく思っております。脚本に対する意見もありませんし、脚本そのものをこれまで読む機会もありませんでしたが、オードリーもホリーもどちらもすばらしい女性なので、必ずやよい作品になることと信じております。」という手紙を送っている[60][61]

ティファニーで朝食を (映画) - Wikipedia

これ見て腑に落ちた!原作者のカポーティはホリー役にマリリン・モンローを想定して書いたそうで。そうだ、ホリー役がモンローならイメージぴったんこ。情緒不安定さは地でいってるし。オードリー様は健全過ぎるのよ(だって「永遠の妖精」だもの。妖精がコールガールなんてするわけないじゃないですか!

 

ま、誉田哲也も『ストロベリーナイト』の姫川玲子役に松嶋菜々子を想定して書いてたそうだしガリレオ』も湯川学役に佐野四郎を想定してケイゴリンが書いてたしな。原作と映像は別物だけどね(『ストロベリーナイト』のガンテツ役に武田鉄矢じゃ駄目だろ。金八先生にそんな役やらせんなよと思ったし)。

 

あと。『容疑者Xの献身』の石神役は堤真一のイメージじゃない(イケメンは何やってもイケメンだから。ちなみに自分のイメージとしては田口浩正)。映画が気に入った人は原作を読んでおくれよ!絶対に田口浩正だから!映画も泣けるけど原作もさらに泣けるから!!これは保証する。

 

あ、また話がそれてしまいましたねw。

 

 

とにかく。自分は「永遠の妖精」がおじ様キラーであっても玉の輿狙いや詐欺まがいな事しねーだろ!と思うのです。異論は大いに認める。

原作者が怒ったというのは『シャイニング』や『インタビュー・ウィズ・バンパイア』(レスタト役にトムクルだとぉ!と怒ったそうで)等結構あるんだよね。