麗しのオードリー様。
今までのごぜじゅう企画ではオードリー・ヘプバーン主演の作品が一番多いんじゃないかしらん。そんだけ名作多いし。今作も人気ですよねー。
クロサワ映画なら『七人の侍』『生きる』『天国と地獄』が必ずベスト3に入るほどの人気なんですがオードリー・ヘプバーン作品は結構ばらつきありますな(『ローマの休日』は別格だけど)。
批評家が選ぶ、オードリー・ヘプバーン出演作ランキング!『ローマの休日』だけじゃない、“フレッシュ”なおすすめ10選|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
「ロッテン・トマト」とは、全米をはじめとした批評家のレビューをもとに、映画や海外ドラマ、テレビ番組などの評価を集積したサイト。批評家の作品レビューに込められた賛否を独自の方法で集計し、それを数値化(%)したスコアは、サイト名にもなっている“トマト”で表される。好意的な批評が多い作品は「フレッシュ(新鮮)」なトマトに、逆に否定的な批評が多い作品は「ロッテン(腐った)」トマトとなり、ひと目で作品の評価を確認することができる。
ほう。フレッシュ評価とな。それによると・・
- おしゃれ泥棒
- ローマの休日
- 暗くなるまで待って
- シャレード
- マイ・フェア・レディ
- 麗しのサブリナ
- ティファニーで朝食を
- パリの恋人
- 尼僧物語
- いつも2人で
こんなんでましたけど(byアツノ)。『麗しのサブリナ』が6位なのは解せぬ(どれも僅差だけどね)。
それよりも。今回の『ティファニーで朝食を』。代表作のひとつでもあり有名ですよね。オードリー様と言えばジバンシー、ジバンシーと言えばオードリー・ヘップバーンというようにオシャレ番長なオードリー様。ファッションアイコンだぁね。
でもね。自分は好きだけど微妙なんよ。オードリー様は天真爛漫だしオジサマキラーだし演技も上手いけどなんかちょっとアレ。別に嫌いじゃないけど「ホリー役は絶対にオードリー様だ!」という訳でもないのでは?
(-ω-;)ウーン。なんか違うような・・微妙なんだよなぁ・・。小骨がのどに引っかかったような感じ。
カポーティはパラマウントから映画の出演者を聞いて、ひどいミスキャストだと思った[59]。しかしヘプバーンには直筆で「このたびは『ティファニーで朝食を』の映画への出演をご承諾いただき、大変うれしく思っております。脚本に対する意見もありませんし、脚本そのものをこれまで読む機会もありませんでしたが、オードリーもホリーもどちらもすばらしい女性なので、必ずやよい作品になることと信じております。」という手紙を送っている[60][61]。
これ見て腑に落ちた!原作者のカポーティはホリー役にマリリン・モンローを想定して書いたそうで。そうだ、ホリー役がモンローならイメージぴったんこ。情緒不安定さは地でいってるし。オードリー様は健全過ぎるのよ(だって「永遠の妖精」だもの。妖精がコールガールなんてするわけないじゃないですか!)
ま、誉田哲也も『ストロベリーナイト』の姫川玲子役に松嶋菜々子を想定して書いてたそうだし『ガリレオ』も湯川学役に佐野四郎を想定してケイゴリンが書いてたしな。原作と映像は別物だけどね(『ストロベリーナイト』のガンテツ役に武田鉄矢じゃ駄目だろ。金八先生にそんな役やらせんなよと思ったし)。
あと。『容疑者Xの献身』の石神役は堤真一のイメージじゃない(イケメンは何やってもイケメンだから。ちなみに自分のイメージとしては田口浩正)。映画が気に入った人は原作を読んでおくれよ!絶対に田口浩正だから!映画も泣けるけど原作もさらに泣けるから!!これは保証する。
あ、また話がそれてしまいましたねw。
★
とにかく。自分は「永遠の妖精」がおじ様キラーであっても玉の輿狙いや詐欺まがいな事しねーだろ!と思うのです。異論は大いに認める。
原作者が怒ったというのは『シャイニング』や『インタビュー・ウィズ・バンパイア』(レスタト役にトムクルだとぉ!と怒ったそうで)等結構あるんだよね。