そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

【午前十時の映画祭】いつも2人で(1967年)。

麗しのオードリー様!

 

やはりごぜじゅう企画で外せないのがオードリー・ヘプバーン主演作品ですよね。でも知らない作品だなぁ。調べたらスタンリー・ドーネン監督作品で『パリの恋人』『シャレード』に次ぐ三回目のタッグだそうです。

 

この『いつも2人で』は倦怠期夫婦のお話なんですがドーネン監督がお洒落に仕上げてます。監督の力量が凄まじいなぁw。

 

タイトルロールは『シャレード』っぽくて好き。ヘンリー・マンシーニの曲は個人的に大好き。なんか安心できるんですよね。『ゴッドファーザー』『太陽がいっぱい』のニーノ・ロータも好きなんですが自分はマンシーニ推しだなぁ。

 

当初、ヘンリー・マンシーニは多忙で断った[17][18]。当時マンシーニは超売れっ子であり、ブレイク・エドワーズ監督以外は撮影前には契約できず、『シャレード』で実績のあるスタンリー・ドーネン監督でも無理であった[18]。するとオードリー・ヘプバーンマンシーニに直接「お願いですから『いつも2人で』の音楽を担当してくださらないかしら。これは私が知る中でも最高の脚本で、すばらしくデリケートで、おかしくて、かつロマンティックなの。あなたが曲を作ってくださる以外には誰も思い浮かびません」と電報[19] を送ったと、マンシーニ自身が述べている[17]。そして、マンシーニは快諾して作曲することになった[17]

いつも2人で - Wikipedia

そんな逸話が。後に来日時のマンシーニのインタビューで「最も好きな自作は?」と聞かれると『いつも2人で』と答えたそうです。そんだけ会心の出来だったか。

 

オードリー自体も相当気に入っている作品なんですが調べたら製作費が400万ドルで配給収入が350万ドルなのでヒットしたとは言えないみたい(ちなみに『シャレード』は製作費400万ドルで興行収入1300万ドル。興行収入の半分が配給収入と考えるとわかりやすいかと)。

 

ジバンシィといえばオードリー(春日ではない)。オードリーといえばジバンシィなくらい有名ですが『いつも2人で』のファッションは当時の流行り着です。それでも着こなしちゃうのがお洒落番長たるゆえんですね。演出もなかなか凝っていて現代の髪型やファッションだったのが車が通りすぎると独身時代の回想シーンになってたり目まぐるしく変わりますがそれが嫌味にならない!さすが巨匠!

 

 

オードリー・ヘプバーン出演映画10選&トリビア!"銀幕の妖精" オードリーの魅力を大解剖!

ファッションセンスが良く "着こなし上手" だったオードリーは、伝説のデザイナー(ジバンシーラルフ・ローレン、フェラガモなど)をも虜にしてしまいました。
特にユベール・ド・ジバンシィ
映画衣裳デザイナーのイーディス・ヘッドとジバンシーがタッグを組んだ強力ブレーン誕生は『麗しのサブリナ』での共同作業から始まり、『ティファニーで朝食を』の黒ドレスをも産み出して "永遠のファッション・アイコン" 的存在にまでオードリーを押し上げたのです。

まさにその通りやねw。ちなみに自分の中では
  1. 麗しのサブリナ
  2. ローマの休日
  3. シャレード
この順で大好き。特に『麗しのサブリナ』の「お月さま(憧れの人)に手を出してはいけないの」「今はロケットで月に行ける時代さ」台詞が好き。オサレやなぁ。