西川きよし師匠の「小さなことからコツコツと」じゃないけど。「なんどめだナウシカ」言われようが金ローで放送し続けて今や老若男女問わずジブリ好きな人多いもんね。お笑いネタで「ジブリいちども見たことがない」というのもあるくらいだしw。
スピルバーグやルーカスも監督のネームバリューで見に来る客多いと思うが予告編無しということはなかったもの。鈴木敏夫も楽できたのかな?というかアニメ映画も商業目的である以上予告編あるはずなのに・・宣伝無しでもヒットするとは・・
凄いぞジブリ。
【君たちはどう生きるか】興行収入・観客動員速報!公開後の推移まとめ | まつぼくらぶ
9月4日報道、公開52日目の速報値では、観客動員が517万人、興行収入が77.4億円です。
宣伝告知といえば金ローで「『君たちはどう生きるか』公開!」言っただけというのも珍しく。ジブリ祭りでも新作の一部を公開することを毎回やってたのに今回それもなしに客が入るというのは。
改めてジブリのネームバリューは凄い。
ま、それはそれとしてですね。肝心の内容なんですが。これまた賛否両論で(ジブリ作品で「つまんなかった」意見あるの初めてなんじゃないの?)。自分はSNSの情報いっさいシャットダウンして見終わってからようつべで映画レビュー見るのが最近のパターンなんですが。
ようつべでも賛否両論で(賛が多かったかな)。賛の中でもジブリ作品レビューが多い岡田斗司夫ゼミ。つかこの人のジブリ好きは異常w。ガイナックスで仕事したことのある庵野よりも作品紹介多いし(同じオタクなのに!)。
それに岡田斗司夫は同じジブリでも宮崎作品のレビューが圧倒的に多い(宮崎8:高畑2ぐらい。それ以外はスルーw)。そんな斗司夫でも今作は「どちらかといえば嫌いなほう。でもブルーレイ出たら買う」そうで。
今回は斗司夫の意見も含めて自分の感想を述べたいと思います。
アニメでは珍しいアート系作品(斗司夫談)。
自主映画や実写映画なら「アート系」はあり得るがアニメが商業目的である以上は「アニメがアート系というのは成りえない」そうで。さすがオタクの意見やわぁ。
アート映画(英語: Art film)とは、一般的に、芸術性が高く、大衆市場よりもニッチ市場向けに作られた自主制作映画のことである[1]。「本格的かつ芸術的な作品で、しばしば実験的な要素が入ることを意図していて、幅広い人気を集めることは念頭に置いておらず[2]」、「主に商業的な利益のためではなく美的感覚を追究するという理由で作られ[3]」、そして「 型にはまらない、あるいは非常に象徴的な内容」を含んでいる[4]。
ディズニーランドのエレクトリカルパレードみたい(斗司夫談)。
『千と千尋の神隠し』『もののけ姫』をベースにした作品だったよなぁ。宮崎作品ばかりでなく『猫の恩返し』『思い出のマーニー』みたいな演出あったな。ディズニーアニメの隠れミッキーみたいにジブリ作品探しやっても楽しめるかとw。SNSでは「ジブリのパッチワークだ」なんて意見もあったし。
シン・宮崎駿(斗司夫談)。
アイディアを沢山出してそこから削って削って最終的に「コレ!」というのを作品にする宮崎駿。最初の案を鈴木敏夫や高畑勲が「いや、それは駄目だろ」と文句つけられて最終的に出来た宮崎作品が大ヒットというパターンでした。でも今回は鈴木敏夫が「ダメ出ししない代わりに宣伝しないよ」と約束したのかもしれませんね。
庵野を意識したのかもしれない。
もしくは無意識に。エヴァのカヲル君ループぽい所もあるしアオサギはいがみ合いながらも助けてくれて最後「あばよ、トモダチ」なんてツンデレだしw。難解なところも同じ(庵野の方がもっと難解だけどな)。
ようつべの映画レビューよりもコメント欄が面白い。
難解であればあるほど盛り上がるよな。確かに映画レビューは高評価でもコメント欄は「つまらんかった。駄作」「涙が出て止まらなかった。もう一回観に行きます」という意見もあったし。感性は人それぞれなのだから正解なんてどこにもないよ。「つまんない」という人は間違ってるわけでも何でもないんだから。
タイトルがアレなのかも。
よく原作と映像は別物と言われますが。『魔女の宅急便』は宮崎駿が鈴木敏夫と共に原作者に謝りに行ったのは有名な話。今作の『君たちはどう生きるか』は原作レイプいうよりは引用に近いかな。だから「説教臭いから」という理由で見ないのは非常にもったいないかと。いちどは見るべき作品だよな。
★
自分の総評としては「普通だけど嫌いになれない作品」やった。
あいみょんに「おまえ、間抜けだな」と言われたいw。
そんなジブリより僕と踊りませんか?
( ゚д゚)ノ ジャ、マタ!♪