そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

斗司夫が言うのよ。としおが。

なんどめだジブリ。なんどめだ魔女宅。

 

本当に金ローは「困ったときのジブリ頼み」なんでw。ジブリとコナン君ときどきルパンで構成されてるようなもんだし。あとは話題作か。

 

でもジブリって飽きないのよ。特にパヤオ作品が。デヴィ夫人がAKBのことを「あんなに宣伝してりゃ売れるの当たり前」と言ってたようにどの番組見ても指原がいるみたいに出まくって無きゃ認知されんのですよ。宣伝大事。

 

宣伝の為なら悪魔に魂売ってでも構わない意気込みの鈴木敏夫が日テレに売り込まなきゃ(そして毎年なんらかの作品をテレビでやる)ここまでジブリが広まることはなかったのです。そんだけ宣伝大事。

 

ちなみにアメリカでは最初単館扱いでしたがディズニーの後押しによりここまで有名になりますた。考えても見てくださいよ。単館だったんですよ。すごいぞネズミ王国。

 

で、鈴木敏夫がプロデュースしたのは『魔女の宅急便』から。魔女宅はプロデューサー補佐というカタチでしたが次回作の『おもひでぽろぽろ』から本格的にプロデュースしてます。彼がプロデュースし始めてからジブリがオタク以外(老若男女問わず)にも認知されるようになりました。

 

未だジブリ作品見たことない人でも「ジブリ」という言葉自体は聞いたことあるはず。やはり宣伝大事なんすよ。

 

まぁ、そんな宣伝は置いといて。毎年恒例、金ローのジブリ祭りw。今回は『魔女の宅急便』『崖の上のポニョ』ですか。どうしてそんなに金ローはジブリに甘いの?と思ってたらようつべの岡田斗司夫劇場で「日テレとジブリが蜜月な関係なのは日テレの偉いさんと鈴木敏夫宮崎駿との10年以上の付き合いがあるから」言ってたな。

 

ジブリは魔女宅以降黒字作品なのは15年間だけで赤字も繰り返したりしている言ってたし。当たり外れあるんだよね。博打みたいなもんだなぁ。MGMみたいに製作費が大きくなりすぎてからヤヴァくなってきたと。ヒットメーカーいってもジブリはトトロのぬいぐるみが一番の稼ぎ頭だと鈴木敏夫も言ってたし。

 

そんな「なんどめだジブリ」。斗司夫劇場でもジブリ解説してるので面白いかと。ただし、短いのは数十分で済むけど1、2時間はザラだからね。面白くて時間経つの忘れるけど目が痛くなるわ。

 

そんなんで今度やる魔女宅やポニョ見たけど面白い面白い。魔女宅の回では「ジブリ作品の中では嫌いでした」「なんかモヤモヤしてました」言う婦女子のメール読んでるし。そっかぁ、女子からすれば説教臭く感じるのかぁ。

  • キキのリボンが大きいのは「自意識が大きいから」というパヤオの解釈
  • キキがパンツ丸出しなのは「恥をかいて成長する」から
  • 脇キャラ(オソノさん、キキのお母さん)は赤いピアスかイヤリングしている

そんなこと言ってたな。

 

もともと魔女宅は宮崎駿が描く気なかったが鈴木敏夫のごり押しで進めた企画で。パヤオが煮詰まっていた時に「これこれ、こういう内容で」と原作通りではなく敏夫解釈で話したもんだから原作とは全く違うアニメになって原作者に謝りに行ったそうで。

 

さすが鈴木敏夫パヤオが信用しないわけだわ。つか『風立ちぬ』も描く気なかったのにその気にさせる手腕は凄い。そんな鈴木敏夫でも『ゲド戦記』の原作者に会いに行ったときには「宮崎駿を殴ろうと思った」言うくらいだから頭に来たんだろうて。とんでもないジジィだ。

 

というか斗司夫、間接的にパヤオを貶めてない?だから庵野ジブリから嫌われてんだよ(多分信者が「岡田斗司夫センセがああいってたのは本当なんですか」電話するからだろうと思うが)。最初から「これは自分なりの解釈なんで電話しないでね」と断り入れとけよな。

 

 

あと。「本当に怖い崖の上のポニョ」が面白かったです。島が水没したときに「山の上ホテル」の看板が出てくるシーンあるがモデルになったのは殺人事件のあった同名ホテルとか怖すぎやろ。グランマンマーレの正体がちょうちんあんこうだとか怖いわ。