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某NHKドラマ『岸部露伴は動かない』が大好きで年末恒例かと思いきや去年は帝銀事件のドキュメンタリー。「ちっ」と思ったんだけど(ドキュメンタリーには定評のあるNHKなんで面白い事には面白かったが)。3回目は年末じゃなかったのね。見逃しちまったぜッ!
そんなわけで映画を見ましたよ。前売り券が完売状態になるとは凄い人気で。民放だったらドラマ→SPドラマ→映画となるのだがこちらはイキナリ映画。ドラマの映画化ってたいていは劣化しちゃうのですが(あの『踊る大捜査線』だって劣化してたしなぁ。『あなたの番です』は論外だけど)。
露伴ちゃん、結構評判宜しくてよ。
岸辺露伴 ルーヴルへ行く|2023年映画の興行収入と観客動員数の推移 | 映画予報
えっと公開してから3日目で興行収入が3億超えデスカ。やったね。あの世界観はたまらなく好き。アニメの実写版『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』軽く超えるだろうて。
というか実写版ジョジョは監督が三池崇史、脚本が江良至ですか。三池監督は当たり外れ多い監督だしなぁ。
ま、それはそれとして露伴映画。
同名の原作は荒木センセにルーブルからオファーが来て描いたもの。いわばルーブルのタイアップ商品ですな。日本の漫画家は荒木センセだけだというのも凄い。おフランスって漫画も芸術として受け入れてるのかぁ。それに原作は全ページカラーというしルーブルでも展示されたそうだから荒木センセは結構有名なのね。
【ジョジョを知らなくても楽しめる!】映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』感想|ヴィクトリー下村
ようつべでも結構評判良くて。原作読んだことのある人が「アレンジがとても上手いッ!」と褒めてましたな。なんたってアニメ版ジョジョの小林靖子さんが脚本を担当してますから。靖子にゃんのジョジョ愛がさく裂してます。愛だろ、愛。
原作では「スタンド」なのにドラマ版では「ギフト」と変えてあったりスタンドのビジュアルを見せないで岸部露伴の能力をアナログで表現したり工夫盛りだくさん。映画版でも露伴ちゃんに本にされるお間抜け二人組出るしファンにはサインしてあげるというお約束もありファンには嬉しい限り。
映画では青年期の露伴ちゃんがでますが。なにわかよw。ジョジョオタだけじゃなくジャニオタまで巻き込みやがったな。若い頃の露伴ちゃんは割と素直なのねドウシテコウナッタ。イルミネーション『グリンチ』みたいだ。
ルーブル職員が会話をするときにフランス語なのが気になったが(日本人同士なのに何故?泉編集や露伴に話す時は日本語なのに)。
それに奈々瀬ってあの時代の女性にしてはハイカラな名前じゃない?まるでジブリ『風立ちぬ』の菜穂子みたいだ。「おきく」「おとよ」ぐらいが一般的じゃないのかなぁ。
★
それにしても泉編集の恐ろしいくらいなポジティブさ。これはもはや「才能」かもしれない(あるいは泉編集もスタンド使いか)。露伴ちゃんにつっけんどんな態度とられてもめげない姿勢は凄いわぁ。ガリレオのコンビも良かったけどこちらも良いな。