某NHK『チコちゃんに叱られる』で「なんで薬って苦いの?」というネタで。へぇ!そうなんだ。ちなみにプロデューサーは『トリビアの泉』と同じ人です(だから面白いんだね)。
薬の効果が、効かせたい場所で適切な強さと長さで得られ、なおかつ副作用を起こりにくくするために、内用薬の剤形は「いつ、どこで溶けるのがいいか」を考えて作られています。たとえば、胃を荒らしてしまう成分や、胃で溶けると効果が落ちてしまうような成分を含む錠剤は、胃では溶けずに腸で溶けるようにしてあります。カプセル剤の場合、すぐ溶ける薬の粒とゆっくり溶ける薬の粒を一緒に入れておき、一定の効果が長く続くようにしたものもあります。
へぇ!そうなんだ。薬って二層構造になっていてまず胃に入って消化される部分と本物に分かれてるんだ。チコちゃんは「薬が苦いのは水に溶けにくいから」言ってたけどこれもそういう原理なのだな。
なぜ苦いものは子どもに嫌がられるのでしょう? それは自然界において、苦みは毒のサインだからです。苦いものを口に含むと、毒物かもしれないと思って拒絶してしまう味覚のシステムができあがっているのです。
大人になるとビールやコーヒーも飲むようになるのは「毒ではない」と経験知として体得してるからだそうで。そういや子供の頃はコーヒーが苦手だったな。
でもって。先ほどのチコちゃんでは「胃でも溶けて吸収されるが腸で長く吸収されるように出来ている」そうで。なるほろ。そういや腸は長いから滞在時間も増えるし(調べてみたら消化にかかる時間は胃で3~5時間、腸で5~8時間だそうです)。
胃はこんなふうにビーンズ型で食虫植物のように常に酸が出ている(溜まっている)とばかし思ってたがこれは風船のように膨らんだ状態なんだってね。何も食べないとしぼんだままで食べ物が入って初めてこんなふうになるのだそうで。人体ってすげーな。
昔から苦くても飲めるようにオブラートとかあったけど今やゼリー状のものに包んだり飲みやすい工夫してるんだね。「喉元過ぎれば暑さ忘れる」という言葉があるように苦さを感じるのは舌だからね。胃に入っちゃえばこっちのもんよ!
薬ってよく「副作用のないものは効き目が弱い」というけど医学の進歩から「なるべく副作用のないような(体に負担かけないような)」薬が開発されてるみたいで。医学ってすげー。
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そんなチコちゃんに僕と「ぼーっと生きてんじゃねーよ」言われませんか?
ではまた( ´ ▽ ` )ノ