そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

とっても微妙なリメイク『サスペリア』。

全国三千万の『サスペリア』ファンの皆様(かなりてきとー)、こんにちわ。オッサンホイホイ第二弾でもある『サスペリア』リメイク見てまいりましたよ。

 

もうね。見る前から脳内ゴブリン祭り。(^o^)ノ イエー!


Suspiria - Suspiria, Goblin

もうアドレナリン上昇しっぱなし。でもね、不安だったのが『へレディタリー』を見てしまったこと。「ヤヴァいなぁ。サスペリアのリメイク公開控えてるのになぁ」と思ったら案の定w。

 

そういえば『キャリー』リメイクの前に『クロニクル』(どうやら『キャリー』も参考にしたらしい)見て「ヤヴァイ、こんな面白いんじゃリメイクはどうなるやら」という一抹の不安が見事的中したんだっけ。

 

coco.to

自分はこういうの嫌いじゃないよ。嫌いじゃないけど「普通」評価にしたけどね。リブートみたいだけど話が進むにつれ「やはり『サスペリア』のリメイクだ」になり。でもリブートかも・・いやいやリメイク?という「もうわけがわからないよ」状態にw。

 

頭の中がぐちゃぐちゃになります。

 

リメイク『キャリー』より好きなのはアルジェント版『サスペリア』の愛を感じるから。アルジェントを敬愛してるなぁ。愛だろ。愛。

 

オリジナル版はバレエなのですがリメイク版は前衛舞踏。そういう違いはあるけれど基本的には同じで。リメイクは1977年という設定なのですよ(オリジナル版が公開された年というのがニクい)。スージーダコタ・ジョンソン)が初日のダンスに気分が悪くなり倒れてしまうのはオリジナルと同じで。細かいところに目が行き届いてるのがポイント高し。

 

そして。登場人物の名前がオリジナルと同じということ(全員ではないけどね)がファンとしては( ̄▽ ̄)。オリジナルの冒頭で殺されてしまうパット・ヒングル(エヴァ・アクセン)がリメイクでは「パトリシア・ヒングル」という役名でクロエちゃんが演じてます。

 

(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-と感動したのが「アイリスの間」というダンス部屋があるという設定。「アイリス」って冒頭のパットが嵐の中寄宿舎からの去り際に言った言葉ですよ。

 

今回のリメイク版は『スクリーム』と同じように本来ならば主役クラスな子をあっという間に殺しちゃったのが好き。クロエちゃんのほうが演技達者だしネームバリューあるしな(リメイクは行方不明設定だけど)。

 

ルカ・グァダニーノ監督の意気込みが伺える『サスペリア』。オリジナルの上映時間は99分なのにリメイクは152分と長くて。ちとおしりが痛くなったが。やはりハッタリかましているアルジェントには適わないと踏んだのか恐怖演出は割と控えめ。

 

怖いというよりアレはエグい。「殺しの美学」はなかったか(当たり前じゃ)。

 

雰囲気はあったほうだと思いますね。ただ「この話、本編とは関係ないよね?」という要らない演出もあったりして伏線なのかと思いきやそうでもなかったりするのです。アルジェント版の愛をビンビン感じるのに惜しいなぁ。だから「普通」評価。

 

でもリメイク『キャリー』よりはオリジナルの思い入れや愛情を感じて好きだな。

 

見所は後半のエロいダンスかな。あんな衣装でクネクネ踊るのは眼福だった。「なんでそうなるんだよ!」という突っ込みが相殺されてしまったよ。でも「普通」評価。

 

 

そんなスージーより僕と踊りませんか?

ではまた( ´ ▽ ` )ノ