そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

『IT ”それ”が見えたら終わり。』見ちゃった。

やっちまったな。どちらもキング原作なのに。基本中の基本なのに。ちなみに『スタンド・バイ・ミー』の原作タイトルはThe body(死体)だからキングさんらしいかもw。

 

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まぁ、なんというか普通な評価。もともとテレビドラマが普通だったからなぁ。キングさんは『シャイニング』でキューブリックに原作ぐちゃぐちゃにされたので怒って「自分の許可なしでは映画化させない」ことにしてるようだが。キューブリック版の方が雰囲気あって好きだけどね。

 

それはそれとして。なぜに今頃リメイク?リメイクは忘れた頃にやってくる。

リメイク考は今度書く事にして(予告)。ドラマ版のDVD持ってたんで復習の意味で見直してリメイク版と比べてみました。うん。あまり変わっていない(先ほどの御本人承諾がなきゃダメだからなぁ)。でも微妙に変わっていた部分もあり。

 

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ではどんなところが変わっていたのでしょうか?

 

登場人物の設定は同じ。

 子供たちの名前からキャラからして全く同じ。ついでにデリーという町も同じ(町並みまでほとんど一緒)。「ああ、こういう作りの映画館あったなー」とか思ったけどリメイク版の廃屋は初めてだし微妙に変わってる。

 

ジョージー君が可愛い。

オリジナル版も可愛いけどリメイクの方がもっと可愛い。そして登場時間も長い。兄弟のいる人って時々弟や妹がうっとおしいと思う時あるけどオリジナル版はそんな感じ。リメイクは弟を可愛がってた。どちらも愛してるんだけどね。どうしてキング原作の映像って子役がかわいいのだろう?

 

いぢめっ子がえげつない。

ナイフ出して脅すだけだったのがリメイク版は切りつける。ヤヴァイじゃんか。コイツの親がガチでヤヴァイ。子は親を見るのだなぁ(グレるわけだわ)。つかこの作品自体、子どもたちの親が毒親なんだけどな。

 

意外とオッサンホイホイな作り。

1980年後半の設定なんでウォークマン出てきたり。アーケードゲーム(『ストII』)やってたり。まだファミコン出回っていなかったのかな?

 

ペニーワイズが凄くなってる。

オリジナルはユーモア交えながら子供を騙すという狡猾なピエロなんだがリメイク版は完全に邪悪。怖がらせにかかっとる。これが目玉なんだが原作に忠実な分、恐怖の演出を変えとる。「あ、これはこんなふうに代替えしたんだ」というものからオリジナルなところまで(ドラマ版を知ってる人は比べてみると面白いかも)。

 

今作はドラマ版の前・後編を足して隠し味的な恐怖をつぎ込んだ感じ。

DVDの後編は死闘を繰り広げた子供らが大人になってみんな集まるところから始まるのだが。大人編とはいえ子供時代のエピソード交えながら話は進むので回想シーン多し。その回想シーンの大半を今回のリメイク版はやってます。さて、ここから監督(アンディ・ムスキエティ)の腕の見せ所なんじゃ?乞うご期待。

 

 

まだ終わっちゃいないぜ!

 そんなペニーワイズより僕と踊りませんか?

ではまた( ´ ▽ ` )ノ