そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

期待値を下げてもやはり普通だった映画『Re:LIFE リライフ』。

coco.to

これまた普通の満足度。ラブコメの帝王と呼ばれるヒュー様ことヒュー・グラント主演。そういえばちょっと前のラブコメの女王はゴールディ・ホーンメグ・ライアンだったな。

 

ま、ヒュー様は毒舌家を演じても「あー、こういう人いるよね」と自然体で好感度持てる俳優さんだわな。嫌味にならない。また同じ役柄かよ!と思うが生暖かい目で見てしまう。癖がありそでなさそな感じ。だからラブコメに起用されるのかな。

 

でもって。映画はやっぱり予定調和。安心してください。ヒュー様ダメ人間ですよ。「ああやっぱりハッピーエンド」的な何か。ラブコメだし。つかラブコメなのか?ヒューマンコメディかと思ったけど。

 

可もなし不可もなくという感じでストーリーはポンポン進むので飽きない。特に初っ端からビンガムトンに大学講師として出向きます。街の説明が結構いい演出。『ノッティングヒルの恋人』の場面が変わるたびに季節も変わるという演出のほうが格上だがね。さらに言えば『リライフ』は『ノッティング~』よりも脇キャラに「トンと突き抜けた魅力」がないんですよ。それが惜しいかな。生徒でも先生でもいい味出しているのにもったいない。

 

おとなりさんや学科長(J.k.シモンズ)をもっと掘り下げてくれれば面白くなったのになぁ。

 

キース(ヒュー・グラント)は脚本家という設定なので映画ネタ俳優ネタ出てくる出てくる。「マット」と話に出てくればマット・デイモンが主演の脚本を書くの?」と生徒から聞かれるし「ライアン」と出せば「レイノルズ?それともゴズリング?」なんて調子。おまけに文学ネタまで絡んでくるのでそういう小ネタが好きな人はハマルかも。

 

ホリー(マリサ・トメイ)が良い味出してたな。キュートだしね。彼女、演技うまいなぁ。アカデミー賞ノミネートされたのも納得。カレン(ベラ・ヒースコート)はイケイケドンドンだし。なかなか魅力あるキャラ達で。

 

脚本も良く出来ていたんだけどやっぱり予定調和なので後半が駆け足になりがち。もっと脇キャラも活躍させてくれれば「普通よりちょっといい」レベルになったんじゃないかしらん。

 

先ほどのcoco-映画レビューで。満足度普通でも「残念」評価が一個もないというのも納得だわさ。

 

 

そんなヒュー様より僕と踊りませんか?

ではまた( ´ ▽ ` )ノ