そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

【午前十時の映画祭】エクソシスト(1973年)。

いやぁ、名作は色あせないねぇ。やはりラストの悪魔祓いシーンは見ているこちらまでどっと疲れる。オカルトブームの先駆けとなった作品だけはあるよね。

 

それよりもだ。『チューブラーベルズ』が脳内リピートダレカタスケテ


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本作はウィリアム・ピーター・ブラッディの小説『エクソシスト』を元に製作されています。ちなみにブラッディは映画製作にも関わっていました。そして彼の小説は、何と実際に起きた「メリーランド悪魔憑依事件」をもとに執筆されていたのです。 実際の事件が起きたのは1948年。アメリカ合衆国メリーランド州コッテージシティで、13歳の少年ロビーの身に悪霊が憑りついたのでした。きっかけは、叔母がよく使って遊んでいたウィジャ・ボードに興味を示したことでした。小説では少年が少女になっていますが、ウィジャ・ボードから憑依が始まる点は映画のリーガンと同じですね。

映画『エクソシスト』の恐ろしい裏話&撮影秘話 白い悪魔が映り込んでいた? | ciatr[シアター]

『ウィジャ・ボード』って日本では『こっくりさん』ですね。遊んじゃ駄目。危険。

ウィジャボードとこっくりさんの違いは?やり方や危険性・動く理由を解明 | Leisurego | Leisurego

 

また、本作の恐怖ポイントとしても一役買っているのは悪霊バズズと思われる白い顔の悪魔が、場面場面で突然入ってくることです。サブリミナルとして観せることで、観客が気づかぬうちに潜在的な恐怖を感じ始めることを意図しています。

映画『エクソシスト』の恐ろしい裏話&撮影秘話 白い悪魔が映り込んでいた? | ciatr[シアター]

そうそう!そういうシーン2度あったなぁ。結構不気味w。

 

★★ 『エクソシスト』のココが凄い ★★

 

若人よりある程度人生経験積んだ人におススメ。

小津安二郎作品もそうなんだけど若いころ見ると「なんでこんな無駄なショットばかりなんだ?」だけど年取ってから見ると「計算されつくした構成なんだな」としみじみ思うようになります。どうしても若い頃ってショッキングな出来事ばかり欲しがりますね(『エクソシスト』なら尚更)。悪魔祓いシーンのドインパクトよりもカラス神父の葛藤やリーガン母のイライラという濃厚なドラマとしても秀逸です。

 

マイク・オールドフィールドチューブラーベルズ』は映画用に作られたわけではなかった。

映画と音楽は切っても切れない関係にあり。映画がよいと相乗効果で音楽もいいですね。『エクソシスト』といえば絶対にコレ!自分の中では『キャリー』のピノ・ドナッジオに次いで大好き。ここまで映画の内容とマッチした音楽ってそうそうないよ。

 

リーガン(リンダ・ブレア)のメイクよりもあの人の方が時間かかった。

ラストの悪魔祓いシーンのメイクは物凄い形相だが最初の頃は目の下にクマができる程度。そんなリーガンよりも意外や意外メリル神父(マックス・フォン・シドー)のメイクに時間かかったそうです。当時の彼は48歳だったので老けメイクだったのか。プルプルした演技は見事!

 

カラス神父(ジェイソン・ミラー)に地下鉄で絡む浮浪者役の人は本当に酔っていた。

なんか『カメラを止めるな』みたいですねw。飲んべえみたいです。

 

キューブリックがこの作品を撮りたがっていた!

スタジオ側は撮影に時間がかかることを懸念して断ったとか。良い判断だ。だってキューブリックだったら拘るもの。

 

 

リンダ・ブレアは「こりゃ、オジサマキラーになるぞ」と思ってたらいつの間にかおばちゃんになってたな。さすがガイジンガーは日本人より成長早いなぁ。