そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

【午前十時の映画祭】天使にラブ・ソングを…(1992年)。

なにこれ楽しーー!

 

名作『天使にラブ・ソングを…』いまさら聞けない基礎知識 ─ あらすじからキャスト&スタッフ、挿入歌まで | THE RIVER

そういや去年、金曜ロードショーでリクエスト企画というのがあって。「女性票が一番多かった」ということで『天ラブ』やったな(全体的に多く票を集めたのが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』)。

 

いやぁ、名作は色あせない。何度見ても天ラブ面白い!ストーリーは割と古典的(『お熱いのがお好き』みたいにギャングから命を狙われる)なのに捻りを入れたところがイイね!「映画はアイディア次第で化ける」お手本のようなもんです。

 

隠れた先が修道院で最初はそりが合わなかったが同じ釜の飯を食うことにより段々と仲良くなってくるなんて映画あるあるだしな(リアルでもそういうのアリでしょう)。

 

どこもかしこも「既視感ある」映画なんですが。捻ってあるのがデロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)が歌手で尼僧コーラスに歌の指導をするところ。最初の頃は音程バラバラな合唱もデロリスのおかげで凄く上達し・・ってこれも「映画あるある」ですよね。でもさらに捻ってあるところがこの映画のポイント。

 

クラブ歌手として懐メロ歌ってたのだがそれをアレンジして尼さんにも歌わせたところが凄い。もちろん修道院なので『My Guy』を『My God』にww。もともとデロリスは歌手時代もアレンジうまくて「すごくスムーズに歌が変わってるなぁ」と感心する程だからこんなのお茶の子さいさいだったんだろうて。

 

特にすごいのは『I Will Follow Him』。「私はどんなことがあっても彼についていくわ」という内容の歌詞なんですが。尼僧が歌うとあら不思議!神様をたたえる歌になっちゃう(もともとHimは主という意味らしい)。

 

なにこのセンスw

 

最初はバラバラだったが(なんでパートごとに分けない?基本中の基本だろw)もともとシスターたちも歌の素質があったのか立派なコーラスに。みんな笑顔でノリノリw。ピアノ担当のシスター・アルマが急に立ち上がってアレンジ変えた曲を弾きだすのサイコー!修道院長の「普通の讃美歌とデロリスがアレンジした賛美歌ではどちらがよいか」多数決に真っ先にデロリス側に手をあげたくらいだもの。

 

メアリー・パトリック(キャシー・ナジミー)とメアリー・ロバート(ウェンディ・マッケナ)のソロパートも最高!

 

楽しいw

楽しいw

楽しいw

 

もう「楽しさ」だけしか伝わってこない映画でした。

 

 

coco.to

満足度高し。邦題も洒落てるよね(原題:Sister Act)。