久しぶりの映画レビュー。そして久しぶりに理詰めで攻めてくる映画でした。ジワジワ来る。ヒュー様がヤヴェー奴全開でしばらく立ち上がれなかったもの。脳内お花畑さんにゃキツイな(というかそんな人はA24自体見ないでしょー)。
おもしれー。この作品はアクション映画のように脳内を空っぽにしても楽しめるわけではないのですがね(例えば『スピード』は何も考えんでも楽しめるよね)。
な人には嵌るかと。脱出ゲーム好きにはちょっと弱いかも。演出は良かったのだけど。
脚本がうまいなぁ。コレはマジで認める。今や「飛ぶ鳥を落とす勢い」なA24だけはある。
MGMもそんな感じだったけど(名作多いし)社運を賭けた大作が大コケしたことも幾度かあって今や細々と暮らす零細企業みたいになっちゃってますな(でもそれだけじゃなく衰退の原因は経営の混乱と買収の繰り返しも要因にあるのですが)。でもA24は割と低予算でもセンスのある作品ばかり排出するし大作といってもエブエブくらいだから大丈夫でしょう。しらんけど。
ま、話を『異端者の家』に戻すとして。原題はHereticで異端者という意味なのね。まんまじゃん。タイトルからして内容がわかるしな。それがよかったのかわるかったのか。
異端者の家 - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画
★3.6デスカ。なかなかな高評価。
予告編では脱出ゲームぽいけど中盤までのディスカッションが面白い(軽く予告編詐欺w)。確かに脱出でドキドキはするのだけどね。なんかフルマラソンでスタミナ切れか中盤以降失速してしまった感あって。途中まではぶっちぎりだったのにね。
先ほどのサイトのコメントでも「宗教の話題だったとは」なんてあったり。タイトルわかりやすかったのに。いじめでも「異端者扱い」なんて言うし脱出ゲームな予告編だったし勘違いするひと多かったのかも。でもわかりやすく話すので無問題。なんかリード(ヒュー・グラント)は大学の人気講師?つーくらいな感じでわかりやすく説明するからありがたい。ゲームや音楽に例えるのはうまいなぁ。日本でいうと池上彰か。
たまたま運悪くやってきたシスター・バーンズ、パクストンの宣教師。バーンズ「9人も改宗した」パクストン「えー、すごい。私なんかまだ一人もよ・・」という先輩後輩コンビ。リードの家を訪ねてきてからが本番。ドアをノックしてもなかなか出てこないから何やってんだ?と思ってたら用意してたのかと後でわかりゾゾゾ。ちょうど雨が降ってきたこともありずぶ濡れになった二人をリードは「奥さんがパイを焼いてるから中で話をしないか」と招き入れ。
男はオオカミなのよ気をつけなさい♪とピンクレディーだって歌ってるじゃないか。
ま、奥さんもいることだし相手は池上彰だから(違)女二人でもギリ勝てると踏んだのか知らんがシスターたちは家の中へ。なんか変な家。異様な雰囲気が漂ってくる演出。綺麗に整頓されてるのだがどことなく変。
というかリード、タオルぐらい貸してやれよ。二人ともずぶ濡れだろw。
先ほど書いたようにディスカッションが一番面白い。リードはユーモアもあり饒舌で人当りもよさそうなのに話をすると圧が凄い凄い。ヒュー様うまいなぁ。かつては「ロマコメの帝王」とまで呼ばれたヒュー様がこんな役・・いいぞもっとやれ。
「あ、この人ヤヴァイかも」と思ったシスターたちの表情が固まるのが(・∀・)イイネ!!
★

中盤以降はゆるい脱出ゲームだったけど結構ドキドキしたな。リードは終始穏やかな口調で「あなたたちが好きに選択すればいい。無理強いはしない」言うけど洗脳ってこんなもんだなと思いました。