「大金持ちならダイヤを降るほど贈る。靴屋なら靴を直してやれるが・・わしは私立探偵だ」
オードリー様主演のビリー・ワイルダー作品は『麗しのサブリナ』に続く2作目。どちらかというとこの『昼下がりの情事』のほうがコメディ色強いけど自分はサブリナのほうが好き。どちらもオシャレな作品だけどね。
こんなの見つけた。
ううむ。ワシの大好きな『麗しのサブリナ』がBランクなのが解せん。というかこのサイト、黒澤作品のトップ3は『七人の侍』あったけど『生きる』『天国と地獄』なかったしなぁ(この3作品はファンでも人気のあるラインナップなのだ。黒澤作品は初期の頃が最高すな)。基準がようわからんw。
それはともかく。邦題なんとかならんの?現代は『Love in the Afternoon』だからまんま訳すなりしてもいいのにさ。『昼顔』の上戸彩すか?
永遠の妖精は脱ぎませんからw。「芸術のためなら脱ぐ」というケイト・ウィンスレット(彼女の脱ぎっぷりは流石だ)じゃあるまいし。
オードリー様は『ティファニーで朝食を』のホリー役も最初は躊躇してたのですから(なぜなら原作では娼婦だから。オードリー主演ということで脚本が大きく書き直されたそうです。原作者のトルーマン・カポーティーは怒ったとか)。
★★
ま、それはそれとしてですね。ファンなら誰でも知っている作品ですが『ローマの休日』くらい誰もが見たことあるかと聞かれれば「( ̄~ ̄;) ウーン」となるくらい微妙。名作・傑作の類だけど。かいつまんでストーリーを説明すると
アリアーヌ(オードリー・ヘプバーン)は私立探偵の父と二人暮らし。浮気調査をする父に依頼人が来て証拠写真を見るやいなや「そいつ(妻の浮気相手)を殺してやる!」と凄い剣幕で部屋を出ていく。隣の部屋で聞いていた彼女は「たいへん!フラナガン(ゲイリー・クーパー)さんが殺されちゃう」と警察にも電話するがまともに扱ってくれない。そこで彼女は彼が泊まっているホテルに行き事の真相を伝えるが・・。
この作品の見所は。
ゲイリー・クーパーの壁ドン。すげー既にこの時代からあったんだァ。金持ちでプレイボーイという設定なんで。「この壁ドンでアリアーヌ落としたな」と思いきや。
アリアーヌのほうが上手(うわて)でした。見事に手のひらでプレイボーイをコロコロ転がすアリアーヌw。でも最初はオペラ座で出会っても「早く私に気付いて」と言わんばかりにソワソワするアリアーヌ(フラナガンは忘れてた感じ)。可愛いなぁ。
「私は恋のエキスパートなの」みたいに背伸びするのが可愛い。もうオードリー様のツンデレなのよ。レコーダーに男遍歴をペラペラ喋るのが可愛くって可笑しくって。
そしてラスト。彼女の演技力に脱帽。目がうつろになったり声が震えたり涙ぐんだり・・「(*'▽'*)♪凄いわぁ」と思ったな。こりゃ当時の俳優さんは共演したくなるはずだわ。
★
オードリー様の作品でひとつ選ぶなら『麗しのサブリナ』だけどビリー・ワイルダー作品なら『昼下がりの情事』『お熱いのがお好き』『アパートの鍵貸します』かな。