そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

てっきりクドカン作品だとチョイスしてしまった『音タコ!』(タイトル長すぎるので省略するわ)。

金ローで『謝罪の王様』やったんで「現在公開中の『音タコ!』の番宣だな」と思ったのですよ。こういう番宣をやるときはたいてい

 

  1. シリーズ物で前作をテレビ放映
  2. 主演が同じ作品をテレビ放映
  3. 監督が同じ作品をテレビ放映

てっきりクドカン演出の阿部サダヲ主演だと思ったら。2デシタ。

 

阿部サダ主演は間違っていないのですが。タイトルといいネタといいクドカンだと思い込みアア

 

でもよく考えてみたらクドカン、音楽ネタは『トゥー・ヤング・トゥー・ダイ』でやってたからなぁ。クドカン好みなネタだけど被るからなぁ。

 

coco.to

案の定満足度がw。演出グダグダ杉やわ。本編開始5分で「あ、これクドカンやない」と思ったもの。

 

なんだろ。この仄かな残念感は。つか残念すぎるとしか言わざるを得ない。クドカンだったらもっと素材を余すことなく上手に調理できたのに。ネタとしては最高な部類なんですよ。出演陣もしっかり自分の仕事してるし。キャラだって立ってるし。

 

クドカンでなくとも三池崇史、『モテキ』の大根仁、『HK  変態仮面』の福田雄一監督なら食指は動くかも(知らないけど)。でも今作は三木聡監督。ダメダメでした。自分には合わないかも。つか自分はどんなダメダメ映画でも「演出がいい」「カメラワークがいい」「照明がいい」と褒めるのだが(現在公開中やし)。

 

これもうアレやん。ギャグも失笑以前の問題やし(つまり全然おもろない)。

 

海老一染之助・染太郎師匠のように「いつもより余計に(カメラを)回しております」みたいな演出だけどそれが却ってアダになるというか。あの雨の中でのズッコケシーンは吉本芸人なら好きかもしれんが。「やらない理由を探してる」なんて哲学入ってるけど全体からすると大したことないしあまり重要でもないし。

 

もう監督変えて福田雄一にしろよ(変顔するのは監督の指示なんだってね。東野幸治が「福田組に入りたい」と気に入ってるらしい。吉本芸人に気に入られる監督さんやね)。三池崇史ヤッターマン』よりタチ悪い演出やん。

 

ギャグも中途半端やし、中盤からガラリと雰囲気変わっちゃうわで「わや」ですわ。強いて云えばキャラはよかった。特に雑魚キャラがわけわかんなくてw。ああ、「よろこびソバ」食べてみたい。

 

調理法が間違ったばかりにあらぬ方向に行ったなという感じでした。食材は悪くなかったんだけどな。あとあれじゃ釜山の人たち怒るわw。

 

 

「このカメラワークすごいでしょ」感がゴリ押しでアレだったな。

そんな三木聡より僕と踊りませんか?

ではまた( ´ ▽ ` )ノ