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そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

ベルギー版『アメリ』だった映画『神様メール』。

映画レビューになる?

coco.to

なかなかの高評価。本国ベルギーでは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の記録を超えたとか。そういやカーアクションどっかんどっかん物凄かったしな(大嘘)。というか怒デス未見だしw。

 

まず「神様家族ブリュッセルのアパートに住んでいる」という設定からして面白い。お父さんは当然神様なんだけどお母さんは女神。子供は今作品の主役であるエア(ピリ・グロワーヌ)とお兄さんのJC。もちろんイエス・キリストは神の子という設定なんで(でもキリストは人間だという説もあるんだけどなぁ)。

 

この神様がクセモン。ワガママだしすぐ怒鳴るし暴力は振るうわDQNオヤジ」全開で。しかも性格悪くて人類に起こる事故や天災も全てこいつの企んだことになっている。ううむ。神は我々人類を困らせて笑っているのかぁ。けしからん。

 

つかよくこんな設定がまかり通ったな。「神を冒涜している」と炎上必至でしょう(アメリカでは公開されてないそうです)。フランス・ベルギー・ルクセンブルグ合同作品なんでおフランス特有の「エスプリの効いたブラック満載」映画ですな。

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お隣の国同士だからこそ考え方も似通っているのかな?

 

miyearnzzlabo.com

なるほろ。お父さんが旧約聖書の神で息子のJC(一度家を出たことがある設定)が新約聖書の神かぁ。はっ。そういえば「最後の晩餐」の絵が出てくるシーン何度もあるがこういうことかぁ。

 

使徒を6人増やして18人にすれば女神の好きな野球ができるというのも笑えるw。笑えるんだけどよくよく考えると「なるほどなぁ」と納得すること請け合い。脚本がよくできてるや。

 

これ、ウォシャウスキー作品『マトリックス』にも通じるところがある(『マトリックス』は要するにOSのハナシ。ラストはネオが死んで新しい夜明けが訪れる。夜明けというのはすなわち全く新しい世界でOSで言えばWindows95からMeか2000にリニューアルしたことになる)。今作の『神様メール』も交代劇あるしね。

 

★★

 

ほんでもって。タイトルの『神様メール』は『アメリ』に似ているですが。ベルギーもフランスも隣国同士だし『神様~』のジャコ・ヴァン・ドルマル監督はジュネ監督とお友達なんじゃないのかな?とも思ったな(ライミ監督の『シンプル・プラン』はコーエン兄弟『ファーゴ』に似ているのは監督どうしがお友達なのでその線で)。

 

ジュネ監督はおフランスティム・バートンだと思っております。なぜなら作風変わってもファンタジーになっちゃうから(『スリーピー・ホロウ』なんかホラーじゃないもの)。それにジュネはおフランス人らしくエスプリの効いたブラック満載な作品ばかりあるし。

 

必ずお気に入りのキャラがいるというのも同じ。『神様~』でいつも喧嘩腰でまくし立てる神様に「あわわ・・」しちゃう女神(ヨランド・モロー)やゴリラとええ感じになっちゃうマルティーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)、余命を知ってこっそりスナイパーに転職しちゃうフランソワ(フランソワ・ダミアン)等など。もう「濃ゆい人たち」のオンパレードやぁ。

 

パパは神様なのにパソコンないと只の糞親父という設定も素敵すぎ。 エア(ピリ・グロワーヌ)がパソコンいじって使えなくさせるんだけどパパが怒って下界まで追いかけてくるのだよね。神様なのに・・そこは再起動でしょうw。「故障かな?」と思ったら再起動は基本ですよ(これ、テストに出ます)。

 

『アメリ』同様、幸せになる映画でした。

 

 

ステキな曲ばかりでウキウキしっぱなし。こりゃ『マッドマックス 怒りのデス・ロード』超える訳だわ(怒デス未見だけどな)。

そんな神様より僕と踊りませんか?

ではまた( ´ ▽ ` )ノ