そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

トムクルの「俺様映画」だったけど前作より手に汗握った『デッドレコニング』。

走る走る 俺たち

流れる汗もそのままに

(song by爆風スランプ『Runner』)

 

いや、走ってるのはトムクルなんだけどね。今回は7作目だけど一番走ったんじゃないかしらん。手に汗握る率も高いがトムクル疾走率も高かったな。

 

M:iシリーズはハリポタと同じようにおなじみの音楽が毎回アレンジされている所が好き。やはり今作もイルサ(レベッカ・ファーガソン)の美しさ、格好良さが拝めて良きかな。良きかな。

 

それよりもアクションが半端ねぇ!「もうカーチェイスはネタ切れやろ!」と思いつつも期待してしまう。後半のオリエント急行でのアクションは既視感ありながらも「え?え?」となるし目が離せない。決してマンネリにならないんだからよく考えてあるよなぁ。

 

アクションありきの映画ですからね~。映画CMでもやってた崖の上からバイクでジャンプするシーンは「こういうことやりたい」というトムクルの要望から始まってそこから脚本を練って上手く繋げたとか。なんかすげーな。

 

「ミッション:インポッシブル」第7作では破壊するためだけの列車が一から作られた 「破壊できる列車が余ってなかった」ため

本作の舞台裏映像で、列車での壮大な戦闘シーンのメイキングが紹介された。監督のクリストファー・マッカリーと主演のトム・クルーズが、派手なスタントシーンで破壊するためだけに、完全に機能する列車を作り、プラクティカルな撮影を新たなレベルへ押し上げた様子が確認できる。

さすがトムクル。絶対王者。なんせ自分の為に制作会社を作っただけはあるな。

 

あれ?ミッションインポッシブル見てるんじゃなかったっけ?ワイスピじゃないよね?という既視感一杯なシーンもあるけど御愛嬌。しかしあんな観光地にカーアクションなんてよく許可下りたよな(流石はトムクル)。

 

今作もシリアスモード全開だったけどコミカルな場面取り入れたりして全体的に良いバランスが取れたシーン多いです。「こんなとこ飛ぶなんて無理だろ」「何言ってんだ。飛べよ」みたいな自虐ネタ取り入れたりw。

 

いやぁ、ほんとにトムクルのお客様ファースト感がしますな。今作は特に。「PART ONEにしては長いんじゃないの?」という2時間44分だけどあっという間で時間を感じさせないくらい魅力的な作品が出来上がりました。「前半戦だけどたっぷり楽しめました。もうお腹いっぱいです。後半戦は気が向いたときに公開してください」と言いたくなるよ(満足感が凄い)。

 

アクションがパネェ。