オリバー・ストーン監督は卑怯や!「ココが泣き所ですよ~」と見事にハマったではないか!オープニングの音楽からして泣かせに入ってるよな。
・゜・(ノД`)・゜・ウワァー
こないだ見た『地獄の黙示録』と双璧となるくらいなレベル高い作品。あのウィレム・デフォーの天を仰いで倒れてゆく超有名シーン。テイラー(チャーリー・シーン)や仲間たちが見ていることしか出来ないのはキツすぎる。
ベトナム戦争ものは数あれど「ああ、こりゃ強いアメリカでも適わないわけだ」とわかります。ベトナム帰還兵であるオリバー・ストーンならではの視点で描かれています。民間人を虫けらのように扱うバーンズ軍曹(トム・ベレンジャー)がパネェ。上の者がそうだと取り巻きというものが必ずいるんだよねぇ。麻痺してやがる。
「戦争は常に人間の最悪の部分を引き出す。 平和な時ならあいつも普通の男だ」(by『シンドラーのリスト』)を思い出し。
『プラトーン』は軍隊の編成単位のひとつで30~60名で構成される小隊の意味だそうで。ちょっとした会社(もしくは村)だよね。確かに「規律を乱すと部下が怪我をする」というバーンズの考え方は良い上司な感じなのだが。だからといってアレはねぇ。
皆がワイワイしているところに来てその場の空気が変わるという上司はいるわ(『セッション』とは真逆w)バーンズとエリアス派閥あるわで。
もうね・・ストーリーが進むにつれ戦場が地獄と化すのですよ。まさに地獄絵図状態。
受賞・ノミネート[編集]
- 第59回アカデミー賞
- 第44回 ゴールデングローブ賞
- 第41回 英国アカデミー賞
- 受賞:監督賞、脚本賞
- ノミネート:撮影賞
- 第2回 インディペンデント・スピリット賞
- 受賞:作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞
- ノミネート:主演男優賞(デフォー)
- 第37回ベルリン国際映画祭 銀熊賞(監督賞)
- 第22回 カンザスシティ映画批評家協会賞 監督賞
- 第7回 ボストン映画批評家協会賞 監督賞
- 第61回 キネマ旬報ベスト・テン 委員選出外国語映画第2位
- 第11回 日本アカデミー賞 最優秀外国語作品賞
これは納得のいく受賞歴。オリバー・ストーン監督はこの作品で一躍有名に!ちなみにアメリカ国内だけで予算の20倍を超える1億3800万ドルの興行収入だそうです。
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映画で使われたクラシック音楽 プラトーン/弦楽のためのアダージョ
「戦争は綺麗事じゃねえんだよ!」「おまえならどうするよ」とオリバー・ストーン監督は突きつけてくるような気もします。曲が泣けるわ。