ごぜじゅう企画、こないだは「ヴェンダースまつり」だったが今度は「小津安二郎まつり」かぁ。「世界のクロサワ、世界のオヅ」と言われるくらいですが若いころはクロサワ映画は世界的にも有名だが小津安二郎はそれほど凄いの?むしろ無駄なショットが多くてアレなのでは?と思ってたのですよ。
小津作品は若いころよりも齢(よわい)を重ねてから見たほうが良いということがわかりました。
昔読んだ小説の感想は今と全く同じで「ああ、自分の感性って変わらんのだなぁ」と思ってたけどコレだけは違いました(ま、もともと映画も小説も媒体は違うのだけど。ようは感性の問題ね)。
ごぜじゅう企画で小津安二郎監督の超有名な『東京物語』しか見てなかったが今回の『小早川家の秋』はまたしても原節子が未亡人役!原節子キレイやなぁ。ああいう「はにかみ具合」が様になってる!もう「あるある」通り越してわかりすぎて怖い。これもまた人生。
原節子、新珠美千代、司洋子という綺麗どころがいて眼福眼福。華があるとはこういうことさ。俳優陣も中村鴈治郎(中村玉緒のお父ちゃん)、加藤大介、小林桂樹、森繁久彌、杉村春子などなど豪華すぎる。杉村春子なんてちょい役ながらも「さすがだなぁ」と思ったもの。
小津安二郎の『小早川家の秋』は大人の映画です。 | Sonar Members Club No45 (sonarmc.com)
日本では本作は、当時から現在まで小津映画の失敗作といわれてきましたが、フランスでは絶賛されて今でも上映されています。フランスのタイトルは”Dernier Caprice”。日本語に訳すと『最後のきまぐれ』)になります。いいタイトルです。ぼくは、小津映画のなかでも、突出していい映画だと思っています。今回、これを書くにあたり、1日じゅう本作品を何度も見返しましたが、見返すほどに発見があり、改めて面白いと思った次第です。
そうなのかぁ。評価低かったのかぁ。でも自分は好きだな。おフランス人が好みそうな内容だもんねー。登場人物キャラもいいしなー。小津作品って「あるある」が多いし結構お上品だし昔は「そんな大それた監督なのか?」とやたら尖ってたけど今見るとジーンとくるんだよねぇ。名作やぁ。
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配給会社が「宝塚映画」になってたけど東宝の元会社なんだってさ。だからごぜじゅう企画でやったのかなぁ。関係ないかw。