『ゲット・アウト』『アス』のプロデューサーが手掛けたパラドックス・スリラーという謳い文句なのですが。配給会社あるあるですな。
ヒットした作品を出してるのがミソ。ネームバリューで客を呼べると踏んだか(監督はジョーダン・ピールではありません)。「スピルバーグがプロデュース」「ジェームズ・キャメロン、プロデュース」なんてよくあるよね。
まぁ、別に失敗したわけでもないが。でも自分は「普通」評価だったな。期待し過ぎちゃったかしらん。
確かに会話がお洒落さんなんだけど(友達の会話でナンパをやんわりと断る手法は見事)トータルで見ると『ゲット・アウト』『アス』の監督さんだったらもっとスタイリッシュに決められたかなと憶測(ジョーダン・ピール監督は『キャンディマン』のリメイクしちゃったしなぁ)。
ええっと。結論から言うと自分はこの作品あまりノレなかったんですよ。思わせぶりな演出多くて。悪くはないのだけどね(感性は人それぞれやし)。
TOHOシネマズさんは東京では2館しかやってなくて。「ま、ホラーやしなぁ(正確にはパラドックス・スリラー)。経験上ホラーは一週間で上映回数減らすし・・」と思ってたけど微妙。だってそのうちの1館はファミリー層が多い錦糸町やし。
もう1館は日比谷シャンテ前にある「TOHOシネマズシャンテ」(まんまですね)。ここは昔からある劇場ビルなんだけど場所柄か結構オサレやしわりと寡作な映画多いんよ。それに映画館だけのビル(シャンテ1、2、3)なんでシネコンではあるが他の上映館のようにコロコロ変わることないしある程度期待してたのだが。
(-ω-;)ウーン。
悪くはないんだけど(オープニングの音楽と演出が好き)伏線みごとに回収しきれてなくてアレだなぁ。臭わせるだけ臭わせて結局それかよ。「捻りに捻って着地はちょっと失敗しちゃいました。でもちゃんと立て直しました」というようなフィギアスケート的作品だったな。もしくは変化球投げすぎて肩痛めちゃいました的な。
あー。何書いてもネタバレになる!これは予告編見ちゃうと面白さが抜け落ちてしまうアレな奴だ。
何度も言うように自分はちょっと受け付けなかったんよ。フィクションでもスピルバーグの『カラーパープル』だったら納得できたのに・・悪くはないのだけどね。
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