そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

ネットの闇を見た『白ゆき姫殺人事件』。

coco.to

金曜ロードショーでやってたので見たのだが。映画見逃しちゃって悔しいから原作読んでたんだよね。ほぼ原作通りです。

 

主人公・赤星の設定が原作は週刊誌の記者だったけど映画はワイドショーの派遣社員というくだり以外はだいたい合ってた。赤星がクズすぎるというのも一緒。

 

原作読んでちょっと不思議だったのがなんで赤星は電話しながらツイートできたんだ?と思ったら映画ではイヤホンマイクしながらツイートしてたのね。器用な(自分だったら絶対無理。自信ある)。

 

それはともかく。内容は「話を盛りすぎちゃって無罪の人を犯人にでっち上げた」ということなんですが。週刊誌やワイドショーならさもありなん。しかもネットで拡散されとるし。つか取材で「犯人はあの人です」という憶測を気安く取り上げちゃった赤星がクズすぎ。綾野剛いい味出してるし。

 

そんなレビューはどうでもいいとして。今回は小道具として使われているネット(主にSNS)の話。

 

確かな証拠もないのに根も葉もない噂を信じるのはよく言えば「素直」、悪く言えば「情弱」だと思うのです。しかも今はネットで拡散されるし。スマイリーキクチの件なんか有名ですねー

laughy.jp

ネットこわい。「イライラして」という理由もアレ。

 

ネットは情報発信ツールでもあるが必ずしも安全、安心ではない。

たしかにコミュニケーションツールとしてもダントツです。メールや掲示板など伝わりやすいし。今やSNSでどこまでも広がるし。でもそれが怖いところでもあるんですよね。間違った情報でも伝わりやすいということが。情報がテレビという媒体しか得られないところはその情報だけしか流れないという事態になりかねないしね。

 

マニュアル本は「ネットの怖さ」を教えてくれない。

大きな書店に行くと必ずあるSNS等のマニュアル本。そういう本って「ネットはこんなにもパラダイスなんだよ」ということしか書いてない。たまに荒らしとかネットのトラブルを書いてあってもほんの数行に過ぎないし。そういう本はあることにはあるけどそんなに多くないでしょう。パチンコ必勝法の本はあっても依存症でこんな酷いケースもあるんですよ的な本は置かれていないのと一緒(ま、ギャンブルとは違うけど)。

 

体験してみて気づく「ネットの怖さ」。

最近はてな村にも新人さんが多くやってきて仲間内でキャッキャウフフして羨ましい限り(をい)。でもやっぱりはてななんでトラブル多いとです(炎上とかね)。炎上にはならなくとも「軽く叩かれた」という人は他のブログサービスよりも多いと思うし。はてなには増田もあるし(いくら匿名でも・・というのあるし)。ブコメでも「洗礼を受けた」人いるんじゃないかな。ネットはパラダイスでもなんでもないのだ。とくにはてな村は。おそろしいおそろしい。

 

ネットは「諸刃の剣」。

これはなんでもそうなんだけどね。人類最初の発明でもある「火」は焼いたり温めたりするのには便利だけど使い方を誤れば火事になりやすいし。車だって人や物を運搬するのには便利だけど事故を起こせば人を殺めるかもしれないし。ネットだってそう。キャッキャウフフするのは別に構わんが文章だけのやりとりなんで誤解を生じ牙をむくかもしれないし。ネットのトラブルの大半は誤解だと思うのです。照れ隠しに顔文字や絵文字を使っても人によっては「馬鹿にされてる」と怒っちゃうケースもあるようで。感じ方も人それぞれなんだよね。

 

「明日は我が身」ということを知っておこう。

「自分は品行方正なブログだから大丈夫」とタカをくくっていると足元すくわれちゃうかもねw。あ、ワシのことか。とにかく。この先何が起こるかわかんないし(それが未来というやつさ)いろんなトラブルに触れてみることですかね。意外と「反面教師」になりそうだしね。

 

 

タイトルが「しらゆき姫~」なのにレビューじゃなくなっちゃった。

そんな赤星より僕と踊りませんか?

ではまた( ´ ▽ ` )ノ