そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

どうやら私はマーベルを見くびっていたようだ。ごめんなさい。

あいつがあいつが飛んでる アリ男♪

 

森高千里の曲は『雨』『渡良瀬橋』がカラオケで有名だけど『ハエ男』はあまり歌われないだろ。

  

coco.to

まだ人気が衰えていないのにもビックリ。マーヴェルって『X-メン』『アイアンマン』等有名な作品が多いのに『アントマン』は盲点だった。というか知らなかった。アントマン・・訳すとアリ男だよ(あ、スパイダーマンもあったか)。でもスパイダーマンのほうが格好いい響きだしなぁ。

 

最初の予告編では『ベイマックス』と同じように「たいしたことないかも」と思ってたのだが。だんだん全貌が明らかになるにつれ予告編も増え(やはりデズニーが傘化に収めただけあって予算あるねw)。アクションシーンもちらほらと。そんなに期待してなかったのですが。

 

蓋を開けたらびっくり。今までのヒーローはトニー・スタークのように財力あったり天才だったりしたけど『アントマン』は普通のおっさん。『ナイト・ミュージアム』のベン・スティラーみたいな「ちょっとダメ人間」。君のせいじゃないよ。運が悪かっただけだよ。頭はちょっといいみたいだけど。とにかく普通な人。

 

しかも初っ端から主人公、ムショ帰り。後ほど彼が何故アントマンに選ばれたのかわかるのですが。ハンク・ピム(マイケル・ダグラス)の第一声「スターク!」と怒鳴るところがw (トニー・スタークではないのですが)。それに『ウォール街』のオマージュみたいなシーンもあり。演出がいいね!伏線が幾重にも散りばめられていて楽しい。楽しい。

 

もうね。キャラがいいのですよ。主役クラスはもちろんのことスコット(ポール・ラッド)の友達も愛すべきバカトリオw。ええ味出しまくってます。バートン作品は「どの作品でも必ずお気に入りのキャラが見つかる」なんですが『アントマン』は全てのキャラが美味しい(キャラメルではなくってよ)。

 

そして肝心のアクション。最初は「なんか今までのヒーローよりもスケール小さいなぁ」と思ってたんですよ。アベンジャーズのように「もう無茶ぶりやん」な戦闘シーンでお腹いっぱいになれそうな予感はせず。だってヒーローが縮むだけだもんねぇ。ミニマムな。ところがただ小さくなるだけでなくイキナリ元の大きさに戻ったりアイディア沢山つまってましたな。魅せてるなぁ。

 

ところどころにギャグもあったりして面白かったぁ。やはりマーヴェルだけあり『キャプテン・アメリカ』に繋がるのかぁ。そういやDCコミックの実写映画とは違いほんの数分の本編とは関係ないシーンなんだけど他の作品につながるお遊びみたいなことするよね。そういう所も好き。

 

 

一番好きなのはデズニーロゴ(ディズニーランドのマークね)を出さないところかな。ちゃんと「マーヴェル作品」としている所が好感度大。今やアニメだけじゃなく実写でも大活躍。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのディズニー。

そんなアリ男よりも僕と踊りませんか?

ではまた( ´ ▽ ` )ノ