すげー。満足度96パーセントw。ジョン・ファブローは『アイアンマン3』の監督を蹴っただけはあるね。大作じゃないが良作だもの。つかシネコンは公開期間が長引くにつれお客が少なくなると朝イチとか午後イチのみ上映になるのに未だに1日3回も上映しとる。そんだけ人気ということなのだね。
これはtwitterを小道具にしてるのでネット中堅層はもちろんのこと初心者にもわかりやすい安心設計な映画になっとります。ネットの世界でも料理系は鉄板ですから人気あるある。「小腹すかせたまま映画見ちゃいかん!」つーくらい美味しそうな料理が出てくる出てくる。お腹が鳴ること請け合いw。
そんな美味しそうな映画なのですが。今回話題にしたいのがtwitter。これ、ネットに嵌っている人には特に見てもらいたいのです(このブログ見てくれているだけでも十分に味わえると思うのですが。ま、それはそれとして)。
タイトルの『フードトラック』という言葉からもわかるように主人公カール(ジョン・ファブロー)が出店をはじめるきっかけとなったのがネットでの失態。
その内訳は。
- 店に料理評論家が来る。カールは「今までのメニューではダメだ」と新しいメニューを作る。
- オーナーが「新メニューはダメだ」とケンカ。
- しかたなくオーナーの言うとおりに既存のメニューにするが評論家(のブログ)に「独創性が全くない」と辛口コメントされる。
- カール怒ってtwitterでケンカ。で、案の定炎上。
- 「リベンジだ!」ということで仕切り直ししようとするがオーナーから「固定客が多いので既存メニューでなければクビだ」とダメ出し。
- 評論家来る。でもその時カールはシェフを外されていたので既存メニュー。評論家は呆れる。
- そこへカールは自宅で作った新メニューを持ってくるが「俺は傷ついたんだぞ」とリアルでケンカ。
- 喧嘩を動画に撮られる。そしてようつべに流出。止まるところを知らない大炎上(滝汗)。
こんな感じで香ばしく仕上がってます。炎上案件を遺憾なく発揮してますがな。さて。ダメなところを挙げてみましょう(全部ダメだがw)。
カールはネット初心者。
スマホは持っているが「twitterってメールと違うの?」つーくらい初心者。なんせ息子ちゃんにアカウント作成してもらったくらいだから。そんなんがイキナリ喧嘩するかぁ?気持ちはわからんでもないがね。2ちゃんの「ハントシROMれ」じゃないけどちょっと他のツイート見ただけで・・。それにメール感覚で送信しちゃうし(汗)。
案の定炎上。
ま、初心者ですからねー。フォロワーとかわかんないですからねー。たぶんカールは相手のみに送る「メッセージ」だと勘違いしたのだと。相手は有名人でフォロワー何十万もいるもんだから・・あとはどうなるか初心者でもわかると思いますが(汗)。というかカールは評論家にたったヒトコト嫌味書いただけなのに翌日めっちゃフォロワー増えるというのは考えられないのだが(増えたとしても何万といかないでしょう)。
炎上案件に燃料投下。
リアルでケンカ。これがイケナイ。しかもお客さんが喧嘩の様子を動画で撮ってネットに流すから\(^ω^)/。「お客が来なくなったらどう責任とってくれるんだ!」わかるわかるよ。うんうん。だけど喧嘩はダメ。というか「独創性がない」という辛口批評にオーナーの意向でこうなったんだからそれを説明すればよかったんじゃ?それにカールは雇われシェフだからオーナーの言うとおりにするしかないよね。それを知らない評論家もアレだなぁ。
この炎上を収める術はあるのか?
カールは弁護士に「これをなんとかしてくれ」と頼みますが断られます。そりゃそうだよねー。動画だって削除しても雨後の筍のように出てくるだろうし。でも弁護士は「フォロワーがたくさん出来たのだからこれを利用しない手はない」と言います。なるほどねぇ。転んでもタダでは起きないということか。あと「炎上はやがて鎮火する。それまで待つしかない」とも。これもあるあるw。
★
これはホンのごく一部。この失敗から店をクビになってしまいカールは元妻に言いくるめられて(?)企業しますw。そこからがまた面白いんだ。twitterの失態をtwitterで返す。「やられたらやり返す。倍返しだ」みたいな展開がたまらない。
ダウニーちゃんもスカヨハも出演しているのは『アベンジャーズ』繋がりなんだね。スカヨハが美味しいパスタ食べて「あふっ」と言うシーンが好き。
そんなダウニーちゃんより僕と踊りませんか?
ではまた( ´ ▽ ` )ノ