そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

オッサンホイホイだけど感動した『クリード 炎の宿敵』。

なんだよこのサブタイトルはw。いくら『ロッキーIV』のサブタイトルが「炎の友情」だからといって安易すぎやしないか?責任者でてこーい(ちなみに原題は『CREED II』です)。

 

coco.to

サバイバー「Eye of the Tiger」「Burning Heart」もしくはカヴァー曲があったら完璧にオッサンホイホイなんだけどなぁ。もう脳内サバイバー祭り。

 

いろんなサイト見ても高評価。前作より「オッサンホイホイ度」アップ。なんてったって今回はアドニスがチャンプになってお父ちゃんを倒した(殺した)イワン・ドラゴの息子と戦う設定なんですから。セオリー通り「続編は劣化する」というわけではなかった(微妙だが)『ロッキーIV』。この作品だけ29億を超える大ヒットなんすよ。

 

興行的にはシリーズ最高のヒットを記録したが、本作自体や監督・主演を務めたシルヴェスター・スタローン、助演のブリジット・ニールセンらは『ランボー/怒りの脱出』と『レッドソニア』も併せて、「最低」の映画を選ぶ第6回ゴールデンラズベリー賞10部門中8部門にノミネートされ、5部門を受賞するという不名誉な記録を残している。

ロッキー4/炎の友情 - Wikipedia

 内容よりもイワン・ドラゴ(ドルフ・ラングレン)の不気味さ格好良さや試合シーンに重点を置いた観客目線の作りなので評論家は「ペラい」と判断したんだろうねぇ。それにサントラは豪勢だったし。

 

今作の『クリード 炎の宿敵』では「ロッキーの焼き直し?」みたいな演出あったしなぁ(アドニスがヴィクターのパンチで吹っ飛ぶのがアポロがドラゴの最初のパンチで吹っ飛ぶのと被ってた)。それにね。『クリード』は『ロッキー』のスピンオフであるように試合運びもパターン化してるのよ。偉大なるマンネリ。

 

ちょっと演出が違うのはアドニスは生きてるということ(アポロは実際ドラゴに殺されたようなもんだし)。 

  1. 戦う。
  2. どうやら私は相手を見くびっていたようだ。
  3. ちょっとウジウジ
  4. 助けてロッキー
  5. ヴィクター戦に向けて特訓だー(気合だー気合だー)
  6. 敗者復活戦だ(今度は相手国での試合)
  7. やられたら、やり返す。倍返しだ!
  8. 最終ラウンドまで続く

試合運びは微妙に違ってもこのパターンよ。でもわかっちゃいるけど感動すんのよ。しかもスピンオフでもある『クリード』シリーズは何かと暗い(そこがツボなんだけどね)。今作は冒頭にイワン・ドラゴ親子が出て「荒んでる」感ムンムン出す演出。

 

ドルフ・ラングレンなつかしー!彼の出世作は『ロッキーIV』だからなぁ・・老けちゃったなぁ・・と見続けるとドラゴ親子たそがれっぱなしで「ああ、『勝てば官軍、負ければ賊軍』なんだなぁ。国を背負うというのはこういうことか」と目頭が熱くなります。

 

こりゃロッキー恨む筈だわ。歪んでるけどな。ロッキーだっていろいろ苦労してんだよ。憎しみだけでは何も解決しないよ。

 

まさか30年後にドラゴで泣かされるとは夢にも思ってなかったよ。

 

そして。アドニスvsヴィクターの試合が凄かった。いろいろ魅せてるなぁ。エンタメとはこういうことさ。重いパンチを繰り出すヴィクターに特訓の成果を見せるアドニス

 

そして前作同様いい感じで「ロッキーのテーマ」キタ━(゚∀゚)━!

 

おっさんを泣き殺す気か!

 

 

タオル投げたくなったな。もう勘弁して頂戴。

そんなドラゴより僕と踊りませんか?

ではまた( ´ ▽ ` )ノ