そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

【午前十時の映画祭】プライベート・ライアン(1998年)。

ごぜじゅう企画地獄絵図シリーズ第二弾(時系列的にはスターリングラード攻防戦、ノルマンディー上陸の順だな)。いやぁ、公開当時も見たけど凄まじかったなぁ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

冒頭から20分はノルマンディー上陸シーンなんで覚悟要るかも(「映画はハッピーエンドでなきゃ」という脳内お花畑さんは絶対見ないだろうて)。スピルバーグも「やりすぎちゃったかな?」と思ったそうだが生還した人は「あんなもんやで。足りなかったのは『匂い』ぐらいなもんや」と絶賛したそうで(それも嫌だ)。

 

後に「ブラッディ・オマハ」と呼ばれるくらい壮絶な戦闘(第一歩兵師団の90%も死んだというのが惨すぎる)を映像にした本作はアカデミー監督賞、編集賞、撮影賞、音響賞、音響編集賞の5部門受賞。納得しかないわけで。

 

あれ、どう考えても上陸は無理すぎる!海の中にまで弾はビュンビュン来るわ片腕もげた兵士いたり「ママー!ママー!」と泣き叫ぶ兵士いたり地獄でしかないやん(滝汗)。ノルマンディー上陸といってもユタ、オマハ、ゴールド、ジュノー、ソードの計5か所のビーチに上陸する作戦だったがオマハ以外はそれほど悲惨な戦闘はなくわりとすんなり上陸したビーチもあったとか。

 

アメリカさん、ハズレくじひいちゃったな。

 

それもそのはずオマハビーチにいたのはスターリングラード攻防戦でも活躍したナチ側の兵士たちなのでかなりの猛者だったとか。そんなんが崖の上から遮蔽物もない海岸で撃ってくるのでアメリカさんが大苦戦するのは目に見えてわかります。でも数で押し切ったので勝利したのが凄い。数は正義。

 

ようつべで「ノルマンディー上陸」の解説を見たらオマハはものすごい遠浅のビーチなのね。海って足を取られやすいしそんな長い距走るのかよ。かなりヤヴァイだろー。しかも相手は猛者。

 

これはヤヴァイだろー。

映画ではよくわかんなかったけど今の平和なオマハビーチ見たらなんか既視感ある(『プライベート・ライアン』以外で)。「この砂浜どこかで見たよなぁ」と思ったらノーラン監督の『ダンケルク』。でも『ダンケルク』はノルマンディー上陸じゃなかったしなぁ。調べたらオマハビーチもダンケルクも同じフランスの海岸線だそうです(オマハよりもかなり東にダンケルクあり)。だから似てたのか。

 

 


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それにしてもだ。生還してもトラウマ必死じゃねーかよ!火垂るの墓』よりキッツイわ!