そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

いろいろグッとくる『こんな夜更けにバナナかよ』。

最近、大泉洋祭り。ほんとうに彼はこき使われ重宝されてるなぁ。それに北海道がよく似合う。大泉洋高倉健ぐらいだよ。こんなに似合うのw。

 

coco.to

なかなかの満足度で。大泉洋、はまり役すぎだろ。『アイアムアヒーロー』のダメダメ男も似合ってたけど今回の『こんバナ』の鹿野役も( ・∀・) イイネ!

 

もう鹿野(大泉洋)の我侭っぷりがすごい。実話かよ。深夜まで喋り倒したくせに「バナナ食べないと寝られない」とは。バナナ買い置きしとけよw。つか鹿野、「俺、不眠症だから」言ってなかった?

 

これじゃ美咲ちゃん(高畑充希)怒るの無理ないわな。

 

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通常子どもは保育園や幼稚園、小学校で他人と関わりありながら、遊び、学び、そして時にはケンカをしながら社会で生きていく術を学んでいきます。こんなことをしたら誰かが喜ぶ、こんなことをしてはいけないといったような、他人の心を勉強していくのです。

しかし彼には、そんな心を学べるチャンスがありませんでした。ずっと入院していたからです。そのためか、とてつもなくわがままに育ってしまいます。ボランティアの方にも、すべて自分自身のためにやってくれているにも関わらず、「帰れ」とか「辞めろ」といったような言葉を平気で吐いてしまうのでした。

そんな彼のわがままに耐えられずに辞めていったボランティアの方は、数多く存在します。しかし、だからこそ常に本音でぶつかる彼は人間くささがあり、生きることに対して、とても貪欲。そんな姿に魅力を感じたボランテイアの方が、これまた数多くいるのも事実です。

ふーむ。美咲ちゃんが「鹿野さんってナニサマ?」「障害者ってそんなに偉いもんなの?」と怒るシーンあるしな(鹿野は「帰れ」「もう来なくていい」言うけど)。

 

「居候、3杯目にはそっと出し」という言葉は鹿野の辞書にはなかったか。 

 

予告編の美咲ちゃんブチギレは最初だけで鹿野のボランティアしていくうちに彼の魅力もわかっていくという構成で。美咲ちゃんと田中くん(三浦春馬)の成長物語なんだな。鹿野、「心は自由」すぎだろーw。

 

グッときた所は沢山あり。

 

美咲ちゃんの成長ぷりにグッときた。

最初は鹿野のことを嫌がっていたんだけど「鹿野ボラ(ンティア)、舐めないでくださいよ」と言い切るまでの成長。ワガママだけど彼の魅力がわかってきたんだね。結構サバサバしていて(でも田中くんとの恋愛はアレだけど)高畑充希が割と似合ってたのではないかと。

 

鹿野のお母さんがいい人すぎてグッときた。

お母さんが来ると「何しに来たんだよ」と暴言を吐く鹿野。愛と憎しみは紙一重なんだよなぁ。鹿野が倒れたときお母さんが駆けつけて様態が良くなったので帰ろうとすると「もう少し居てくれ」みたいなこと言うし。お母さんは美咲ちゃんに「あの子を丈夫に産んでやれることができなかった」言うし。

 

意外と名言が多くてグッときた。

大泉洋演じる主人公に学ぶ!生まれ変わりたい人に響く名言集『こんな夜更けにバナナかよ』 | cinemacafe.net

「自分の命は自分で責任取ります」「助けを求める勇気も必要」等いろんな名言が。

 

主題歌よりも挿入歌(?)にグッときた。

 ポルノグラフィティ「フラワー」もイイのだけどね。挿入歌というか屋外でジンギスカンを食べるシーンあって地元のロックバンド(爆弾ジョニー)がブルーハーツ「キスしてほしい」のカヴァーを演奏するんだけど。ブルーハーツええやねぇ。個人的には「人にやさしく」が大好きなんだけどねw。

 

脇キャラにもグッときた。

ボランティアの高村(萩原聖人)がいい味出してたw。彼が鹿野といちばん対等なんじゃないかな。鹿野の信頼ぷりが凄い。ベテランだけあって的確だわ。女医の原田美枝子様がぶっきらぼうながらも気にかけてるのが好き。こんな女医さんに踏まれたい。

 

 

『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』2chでの評価 | ネタバレ | シネマ速報

 

いろいろグッときました。