狂った果実には
涙は似合わない
(song byアリス『狂った果実』)
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
この壊れっぷりは最強ジジィ無双な『ドント・ブリーズ』を抜くかもしれん(いや、抜かなかった。ドンブリの方が狂ってたしw)。
不条理モノ映画と言えば戦争とホラーのジャンルしかないと思うのですが。特にホラーは低予算で出来る(出演者少ないわスタッフ少なく済むわ)制作側としてはありがたいのです。ただ『悪魔のいけにえ』『死霊のはらわた』級のような作品になるかと言えば非常に難しいわけで。
Wilson教授も、「サスペンスによって生じる生理的興奮が、映画が終わった後もしばらく持続するため、結果としてポジティブな感情が強調されます」と語っています。
なるほろねぇ。でも「映画はハッピーエンドじゃなきゃ嫌」という脳内お花畑な人もいるにはいるわけで(ま、これは婦女子の「甘い物は別腹」と同じようなもんか)。
一方、ホラー映画を見ると、不安が解消されるどころか、真逆の結果になる人もいます。
Sutherland博士は、「ホラー映画に興味が無い人やストーリー展開を知らない人がホラー映画を使用すると、危険です。この種の映画は人の気持ちを不安定にしますし、トラウマになることさえあるからです」として、自身もそのカテゴリーに属するタイプだとも語っています。
感性は人それぞれですからねー。「強制、強要イクナイ」ということかな。
それはそれとして。最近のホラーといえば制作会社『A24』さんが有名。
いまさら聞けない!? 「A24」の基礎知識! 映画ファンが圧倒的に支持する新進気鋭の制作スタジオ | 映画 | BANGER!!!
A24の作品群を一言で表すなら、「トガッていて面白い」だろう。他のスタジオでは到底観られなさそうな奇抜な作品がずらりと揃い、配給作品と制作作品どちらにも一貫した“攻めの姿勢”が見て取れる。
ジャンルも結構幅広い。ホラーだけでなくコメディや人間ドラマ、SF等なんでもござれ。やはり『ヘレディタリー/継承』の大ヒットでA24を広く世に知らしめた感じ。ジャンル多彩でもクオリティの高さは一貫してるしなぁ。
ホラーって結構日陰者扱いされるわけよ。映画ファンでも「でもホラーだけは別」な人多いから今のシネコンではホラー作品が上映されても一週間で終了してしまうのが多く。でも先ほどの『ヘレディタリー』はホラーにしてはロングランだったなぁ。
それでもシネコンなんで毎日一度きりの上映みたいになっちゃうが(そんだけホラーは肩身が狭いのよ。大切な事なんで二度言いました)。なので今回の『X エックス』はまだ公開されて間もないころに観ました。結構オマージュ祭り。
『ラスト・ナイト・イン・ソーホー』が麻布や六本木のオサレなフレンチとしたら『X エックス』は下町の定食屋さんみたいな感じ。アジフライ定食かなぁ。コレはコレで好き。質の良いスラッシャー映画に仕上げてました。
もうお約束オンパレードw。スプラッター映画のお約束だったらバナナ食べてるデブが最初に殺されるみたいなお約束。で、「たいとるの『エックス』ってなんじゃらほい?ストーリーに関係してるのかなぁ」と映画見てもようわからんのでようつべの解説見たのです。
なんだレイティングのことだったか。
コンテンツは、そのコンテンツが一定の公共性や不特定多数の民衆の目に触れる/手に取られる機会を持つ場合に、それを鑑賞する層に対して望ましくない表現がなされていないかどうかを鑑賞者が事前に判断できるよう、一定の基準に沿って等級分けのレイティングがなされ、表示される。
いわゆる「18禁」「○○歳以上推奨」指定のように「年齢の下限」に対して区分を行うことが多く、表現内容と対象年齢層とを対比させた表現規制基準が使われる。ただし少数例として、保護者の許可や同伴、学籍の有無などを、年齢制限に併用することもある。
そういや昔はそんな表記してたもんなぁ。劇中ではポルノ映画製作だったし。ちょっと納得。それに70年代のアメリカは性にあけっぴろげなところあったし。
予告編見る限りでは狂ったジジババが殺しまくる映画だと思ったが。てっきり『悪魔のいけにえ』みたいなサイコさんファミリーかと思ったが。
ババァはババァなりの正当な理由があっただけで決して狂ってはいなかったのだな。君の狂いっぷりに乾杯。
つかあんなヨタヨタして歩いてるジジババがどうやって人を殺せるんだよ。逆に殺されちゃうんじゃねーか?という心配もなんのその。しっかり殺してました。ヒャッハー!
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ババァといえば漫☆画太郎センセの絵が脳裏から離れない。
カメ止め同様、エンドロールが流れても帰るな。