そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

岡田斗司夫劇場を見て「バカの壁」がよくわかった。

ようつべでアニメ解説見始めたらいつの間にか「サイコパスおじさん」まで登録し始めた自分。決して信者ではないのだけどね。

 

岡田斗司夫センセのジブリ論は面白いなぁ(純真無垢なシータから始まって情熱的なナウシカ、スキルを身に着けてエボシ、最終的には湯婆婆になるというジブリキャラ4段活用は笑ったw)。

 

ただ自分は嵌ったけどおススメはしない。というか長い。最低でも4、5分はキツイ。ご本人も「(視聴者が)PC向け」だと言ってたけど。当たり前やろ。こんな長いのスマホで見るヤツ居るんかい!

 

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生い立ちが凄い。手塚治虫の漫画レベル(ちょっと嘘)。いろんな意味で真似できない。信者の人生相談したり忙しそうで何より。

 

でも岡田斗司夫さんの人生相談は「考え抜いた」感が強くて結局はありていのことしか言わないから割と普通なんだよね。テレビじゃないからか自分の考えをハッキリ言うし(編集で「おな●ー」と字幕で伏字使うのは良いけどそれなら「ぴーっ!」と効果音付けろよw)。

 

そんな岡田斗司夫劇場。講演のビデオやらニコ生等のネット配信をいろいろ編集しまくって上手い具合にまとめ上げたのは凄いなぁ。オタクなのに広く浅く知識を生かしてるから引き出し多そうだし。

 

訳の分かんない理論で論破するひろゆきや人を小ばかにするホリエモンとは違いクセがそんなに強くないから「ちょっと面白いオタクデブおじさん」というキャラで人気あるのかもね。

 

で、まぁそれはそれとして。

 

「今の子の国語力(読解力)がないのはtwitterのせいだと思うのですが岡田センセはどうお考えですか?」という信者の質問に。「twitterのせいじゃない」から始まって。

 

「感情で物事を話す人がいるので理論的に話をする人とは分かり合えない」「それを養老孟子さん(「バカの壁」の著者)は『バカの壁』と呼んだのです」というようなのを見て。そしたら急に痛ニュー育児放棄で子供を死なせてしまった母親のやりとり

「どうして子供がいるのに知人と(何泊も)出かけたのですか?」

「断れなかったからです」

「どうして言えないのですか?」

「言えなかったからです」

これ思い出した。コレコレこういう理由でこうなって・・と理論的に考えられないんだ。腑に落ちた。これじゃぁ壁が立ちはだかったままだよなぁ。

 

もうひとつ思い出したのが。昔、某大手質問掲示板で「なんでトンカツにからしが付くんですか」質問に「からしが嫌なら食わなきゃいいじゃねーか」というソレ、質問の答えじゃないよね?質問者はからしが嫌いなどとは言ってないよね?なんでトンカツにからしなの?だよねというのがあったなぁ。

 

バカの壁」というものは存在するのか。「待て、話せばわかる」レベルの問題じゃないのね。

 

 

あのね、わかんない奴もいるさって

あのね、わかんない奴もいるさって

あんまり突然云うから 泣きたくなるんだ

(song by中島みゆき蕎麦屋』)