『十二人の死にたい子どもたち』怖い?面白いの?評判や感想、口コミをまとめてみた | Kazuログ (kazuhand2017.com)
設定は面白かったのになぁ。いつもは過剰な演出をする堤監督にしては割と素直な編集で。若手俳優たちの演技はまぁ良かったのですが。いろんな映画レビュー読んでも「駄作」「時間の無駄」みたいな評価多く(汗)。
若手俳優さんの演技は良かったんですよ。ポイントがそこだけだったりするしw。キャラも立ってるしそれぞれ見どころもあるのだけどいかんせん十二人なんで多すぎか。もうちょっと絞り込めばなんとかなりそうな(ならんか)。
タイトルからして『十二人の怒れる男』(シドニー・ルメット作品)『十二人の優しい男たち』(三谷幸喜作品)の亜流かな?と思ったらそのとおりでしたね。
捻っているのは自殺願望の子供たちがディスカッションしていること。廃病院の中という設定なので病院中でしか動き回りませんがそれでも『十二人の怒れる男』『十二人の優しい日本人』よりは行動範囲が広い。これが亜流というところやな。
本当に設定自体面白く俳優陣もよくやってたんだけどね。子供たちの動機が「もうちょっと何とかならんのか」みたいな。「どうやって自殺願望を覆す?」がポイントだったのが「あ、ソレなの?」てな感じで。なんか登場人物のキャラを生かしきれてないよなぁ。演技は良いんだけど心情は中途半端にしか伝わらなくて残念というか。
でもそれほど悪くはないというか。自分の中では普通な部類。「廃病院なのになんで電源通ってるんだよwブレーカー落としてるだけというのは何なん?」「主義主張のために自殺って?」「誰かに話せば楽になる」とかツッコミどころ満載なのが不評につながったのかと思うがな。
それよりもだ。予告編詐欺ではないのかな?だから批判多いのかとw。
サスペンス風味でしたね。実際そうなんで詐欺かどうかは微妙なんですがw。でもメインはディスカッションでしょう。
映画はストーリーありきなんで。舞台設定や出演陣の演技よりも脚本が大きく左右するかと。自分はそんなに悪くないと思うのだがな。いたって普通。ただ細かいところがアレで粗削りな部分も多いので「面白かった」とはいいがたいけどな。
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杉咲花は安定の演技力。メイコ(黒島結菜)のヒステリックな感じも良かったな。シンジロウ(新田真剣佑)はコナン君もびっくりな推理やでw。