ラッセ監督はどんだけ犬好きなんだよ!ハチ公物語のリメイクだってあるし『僕のワンダフル・ライフ』なんか犬が主役なんだぜ。わんこ・・可愛すぎるじゃねーかw。
なかなかの評価で。自分は普通だったけどね。レビューにも書いたけど『トリュフォーの思春期』に似ているのですよ(断然トリュフォーの勝ちですが)。
あと。「スウェーデンの女の子っておませさんだなぁ。ガンガンいってるじゃん」と思ったのは自分だけ?スウェーデン人になりたいw。
タイトルを直訳すると「犬のような僕の人生」。なんじゃこのタイトルは(でも原題も同じなんだな)。で、主人公のイングマル(アントン・グランセリウス)を犬に置き換えてみると意外としっくりくるんですよ。ちょっと発見。
イングマル犬「ママさん大好き。(U´Д`)ワンワン」
ママ「五月蝿い。あっち行け」
イングマル犬「本なんか読んでないで僕と遊ぼうよ(U´Д`)ワンワン」
ママ「ウザイから近寄んな」
冒頭の「ライカ犬に比べたら・・」という人生哲学(イングマル12才なのに!)が生きていくわけですよ。犬だったら結構なお年だし。
つかイングマル、只でさえママ好きということはわかるがママのパーソナルスペースに土足でドカドカ踏み込むのは・・ちったぁ空気読めよ!とも思うが。でも子供だからこんなもんよねぇ。ママ、愛情がないというわけではないが病気がちなのに面倒見なきゃならないとはメンヘラ加速すんだろうが。
イングマル、(∩゚д゚)アーアーきこえなーいはやめれ
ラッセ監督、『ライフ・アズ・ア・ドッグ』はデビュー作ではないけど賞を取るほど注目され。大ブレイクしたのは『ライフ・~』の8年後に制作した『ギルバート・グレイプ』だと思います(デカプーが神演技だったし)。で、この2作品はストーリーラインが似通っているのです。どういうところが共通しているかというと。
主人公が語りを入れる。
まるで野島伸司ドラマみたいだw。関係ないが昔の野島伸司ドラマ『高校教師』『人間・失格』『未成年』が大好きです。
お母さんが病気。
『ライフ・~』は結核。『ギルバート・~』は過食症。どちらも精神的にも病んでるし。『ギルバート・~』の方がママ美人だった(設定が「町一番の美人」だし)。
登場キャラが変な人多し。
でも悪人なんかいないしむしろ愛おしくなる。バートン作品みたいなもんだな(ま、バートンはどんなジャンルでもファンタジーになっちゃうけど)。『ライフ・~』の女の子なのに男の格好しているサガちゃんは可愛い。
結構ヘビーな内容だがユーモアを忘れないのでホッコリする。
「ママ、死んじゃうの(๑´Д`ก)」みたいな。でも爽やかさは『ギルバート・~』の方が上なんだよなぁ。
★
それにしてもアントンくんは子役時代の伊崎充則くんに似てるよなぁ。