tohoシネマズさんのごぜじゅう企画で見たけど『夜叉』に続きタケシ祭りだったんだね。なんといってもタケシの存在感に尽きる。
主役はタケシか坂本龍一か微妙なところ。音楽が鼻血が出るほど有名なんでしばらく耳から離れられなかったよ(自分はどちらかというと『ラストエンペラー』のほうが好きだけどね)。
1942年日本統治下にあるジャワ島レバクセンバタの日本軍俘虜収容所で、朝鮮人軍属カネモト(ジョニー大倉)がオランダの男性兵デ・ヨンを犯す。日本語を解する俘虜(捕虜)の英国陸軍中佐(トム・コンティ)は、ともに事件処理にあたった粗暴な軍曹ハラ(ビートたけし)と奇妙な友情で結ばれていく。
これ日本人が全員カタカナ表記なのね。邦画じゃなくて英国、オーストラリア、ニュージーランドとの合作映画だからかな。つかジョニー大倉扮する朝鮮人がカネモトというのは・・ちょっと違和感が。
それよりも。ジャック・セリアズ(デビット・ボウイ)にキスされて腰砕けになるヨノイ大佐(坂本龍一)がようわからんw。大島渚テイストむんむんしてますな。
ま、そのシーンが話題性を孕んでヒットしたのだが。戦争映画なのに戦闘シーンがいっこもないのもこの作品の特徴だし。文化衝突やプライド云々いろいろ考えさせられる所もあり。「お国変われば」というやつね。
「勝てば官軍、負ければ賊軍」ということなんだよなぁ。ラストの笑顔は爽やかでした。
★
デビット・ボウイってオッドアイだったのね。坂本龍一の化粧した軍人は初めてだ(これも話題だったな)。