どちらもハマる人にはハマるでしょう。なんせリピーターもいるくらい。
で、ハマらない有名人ときたらこの人しかいませんね。
菊地さんは「初心者は騙せてもこのワシは騙されんぞ」という感じやね(ジャズミュージシャンなので)。ジャズに詳しいからそんな風に(ジャズを)扱うのは却って許せない!と歪んだ正義をむき出しにしたのだな。プライドというのもあるかも。
『セッション』で町山智浩氏とのバトルも食い違ったのは町山さんは映画全体を菊地さんはジャズを討論してたからなのか。ま、誰でも自分の好きなものを酷評されるとムッとするもんだけどな。
それにしてもだ。菊地氏の酷評を見た信者が「じゃぁ、見ないでおこう」というのは如何なものか。感性は人それぞれだけれど教祖の意見を鵜呑みにして「ダメダメな映画だ」と決め付けるのはアレ。見ないで批判する井筒和幸と大して変わらん(『君の名は。』は自腹するほど奴にとっては価値がないのか)。
ふうむ。ジャズ警察か・・うまいこと言うなぁ。劇中でセブ(ライアン・ゴズリング)がミア(エマ・ストーン)に「音楽は世界共通だ」言うシーンあったけど今時小学生でもそのくらい知っとるよ。ドヤ顔で言わなくともねぇw。
こぼれそうなくらい目が大きくてキュートなエマ・ストーン。彼女はエマ・ワトソンの代役なんですね(ハーマイオニーのミア役を見てみたい!)。でもワトソンは『美女と野獣』の撮影があるため降板(やはり女の子はディズニーに憧れるか。というか最初から決まってたんだけど)、
★★
それはそれとして。『セッション』『ラ・ラ・ランド』と見て「ああ、チャゼル監督は(ベタな)王道ストーリーが好きな人なんだ」とわかりました。
でもお決まりのストーリーはそこまでヒットしないんです。というか映画の総数が多くてありきたりな内容だと飽きられてしまう。チャゼル作品『セッション』はスポ根モノ、『ラ・ラ・ランド』はミュージカルの王道です。でも大ヒット。
映画はアイディア次第で化ける(大ヒットする)見本みたいなもんですが。だいたい2パターンに分かれるかと思います。
- 王道パターンだけどストーリーに少々ひねりを入れた
- 予想の斜め上ゆく演出(視点が最初から違う又は途中から変わる)
前者はもちろんん『セッション』ですね。スポ根モノってコーチは厳しいながらも選手を支えて頂点まで上り詰めるというような黄金パターンなんだけど『セッション』ではフレッチャー先生、いい人に見せかけといて主人公に恥をかかせるゲスっぷり!そして怒涛のラスト!これはマジで凄い。
後者は『第9地区』ですか。そもそもエイリアンが難民という設定からして面白い。ま、もともとエイリアンって異星人の意味では使われなかったんだけどリドリー・スコットの映画が大ヒットしてから人類の脅威みたいな扱いになったんでしょうねぇ。あんな馬鹿でかい宇宙船が地球にやってきたら「侵略されちゃうの?」と普通誰でも思うわな。だいたいそんなパターンだったし。
そんな感じで『ラ・ラ・ランド』も王道でしたな。名作、傑作のイイトコドリで。でも前作に比べれば捻りはなかったけど。
★
また「整いました!」。
デミアン・チャゼル作品とかけて人気のある旅芸人ととく。そのココロは
どちらも「おひねり」があるでしょう。
そんなエマ・ストーンより僕と踊りませんか?
ではまた( ´ ▽ ` )ノ