そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

音楽が濃厚すぎた映画『シークレット・オブ・モンスター』。

映画と音楽は切っても切れない関係にあります。高く評価される作品だと相乗効果で音楽も良いしね。tohoシネマズさんのごぜじゅう企画でやるような名作・傑作は大抵サントラもヒットするし。

 

coco.to

満足度低し。でもそんなに悪くはない作品なんだけどなぁ。人を選ぶというか(汗)。この作品って音楽が凄すぎて(観客の不安を煽るような音楽。決して不協和音ではない)内容が追いついてない感じなんだよなぁ。

 


『シークレット・オブ・モンスター』映画オリジナル予告編

ジョナサン・デミ絶賛というので期待したら。『羊たちの沈黙』のような心理ミステリーだと思ったら。予告編から『少年は残酷な弓を射る』『白いリボン』を足して2で割ったような感じだと思ってたら・・!

 

のっけからスコット・ウォーカーの音楽が「重厚なんだけどなんだか不安になる」気持ちにさせます。まさに音楽のひとり勝ち。でもカメラワークもいいしお屋敷の演出も良かったのですが。プレスコット少年(トム・スウィート)が特に良かった。できるなら『少年は残酷な弓を射る』のような悪意がほとばしったような表情だったらよかったのに。

 

反抗期の少年を淡々と見せつけられたような映画でした。かなーりエスカレートして物凄いことに・・と期待したが普通の反抗期。こういうのは誰でも一度は通る道なんじゃ?プレイスコットが独裁者になる設定なんだけどこんな普通の反抗期だったら少し弱いよなぁ。

 

 

そんなプレイスコット少年より僕と踊りませんか?

ではまた( ´ ▽ ` )ノ