そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

『アナ雪2』は前作よりパワーアップ。ついでに百合度もパワーアップ。

そしてオラフもパワーアップ

 

最近、アナ雪2ステマ案件ネタにしてたんでね。「やはり見とかないとなぁ」と(前作は「記録更新です!」とあまりにも五月蠅くニュースになったんで)。

 

coco.to

なかなか良いんでないの。つかステマなんてせずともネームバリューでヒット確実なんだから評判落とさないで済んだのに。やはりディズニー本社から「前作以上のヒットを」と圧かけてきたかw。

 

ディズニーランド安泰だし少しミッキー人形を売り捌けばMGMみたいに衰退しないのでは?「このくらいの痛手へっちゃらだい」とディズニー幹部は思ってるかもしれませんね~。それに『アナ雪2』は前作よりクオリティ高いのですから。

 

これならママもオッケーさ!

 

でも前作以上のヒットになるかと聞かれると微妙なんですよ。確かにセオリー通りにいけば「続編は前作を超えない」のです。だってバケモノ級の大ヒットですからね。自分は穴だらけ脚本の前作よりも続編のほうが内容的にも勝ってるのになぁ~と思いました。でも記録超えは微妙なんですな。

 

アナ雪2レビューはググればたくさんヒットするだろうしSNSでも話題になってるだろうからチェックしてみてください。自分は「興行収入が前作を上回るのは微妙だよなぁ」というのを書いてみたいと思います。

 

で、その前に。『アナ雪2』は字幕よりも吹き替え版を選んだのです。見るときにポイントを置いたのは(つまり「ここが気になった」)。

  1. 松たか子が「限界に臨んだ」歌はどのくらい凄いのか
  2. オラフの声がピエール瀧ではない。前作とイメージがどう違うのか

なんですよ。1は「ヤヴァイ。本当に限界超えてやがる。凄すぎやわ」2は「全く別物だと思ったら普通にオラフだった。ちょっと安心」でした。

 

イディナ・メンゼルさんはブロードウェイ出身でトニー賞も獲ったことのある実力派で。その吹替を松たか子さんが見事にやってのけた『Let it go』。れりごー♪でさえも難しいのに今作の歌は「さらに難易度を上げた」感じで(汗)。すげー!ブロードウェイ女優すげー。それに応じた松たか子すげー。

 

感動でむせび泣きたいくらい。「すげー」という表現しか思いつかない。

 

それとオラフ。前作よりポジティブ全開やん。で肝心の声は・・

『アナと雪の女王』オラフ役吹替がピエール瀧から声優・武内駿輔に差し変わった事に反応する各クラスタ - Togetter

結構良い評判でした。自分も見る前は凄い不安で(なんせ武内くんも「大人のオラフ」とインタビューしてたし)。「渋い声のオラフ・・それはどうよ」と思ったが。大丈夫。オラフだったです。

 

★★

 

そりでは。なんで「興行成績が前作を上回んないかも」と思ったのは。ポイントは「リピーターが前作より多くなるか?」ということなんです。

 

キャメロンの『タイタニック』ではDVD化された時のニュースで見た「あたし、好きすぎて8回も見に行っちゃいました(はあと)」にビックリ。最近では『君の名は。』が好きすぎてオリラジ藤本がリピーターになったというのをテレビで見たなぁ。

 

「料理の味はバターで決まります」と同じようなもんで「超特大ヒットはリピーターで決まります」ということかな。

 

いくら前作より脚本が良くてもそれを支持する人(つまり映画館に足しげく通ってくれる人)が上回ってくれないと記録は超えないわけよ。で、前作は脚本穴だらけなのに支持者がすごかったのは主人公のエルサに共感する人が多かったからなのね。

 

前作を思い出してみてください。主人公のエルサは幼いころから魔法が使えるがゆえに閉じこもってしまいます。今までのディズニーキャラには居ないタイプですよね(しかも主役)。ふつーは格好いい王子様がやってきて悪いドラゴンを倒してプリンセスと結婚してメデタシメデタシという王道なのですが。

 

でもアナ雪は違いましたよね。引きこもったエルサがどうしても公の場に出なくてはならなくてしかも失態を犯すわアホな妹は会ったばかりの王子と婚約しちゃうわ。

 

シンデレラよろしく城を出たエルサ。レリゴー♪の「もうこれからは人目を気にせずに自分らしく生きよう」というような歌を歌いながら山奥で城を作って。「引きこもりはいつまでたっても引きこもりだな」と思ったが。

 

「よっしゃー!エルサよく言った」と「アタシも自由に生きるのYO!」と共感したフェミさんたちがリピーターになったのではないかと憶測。でもね、よく考えて。エルサは平民じゃないのよ。魔法使えるし。

 

それに1作目は「しがらみからの解放」ということで沢山の共感を得られてたのだが2作目は「冒険物語」ですからね。もし脚本家たちが今作のために穴だらけな1作目を作ったのだとしたら凄い戦略だと思います。番宣みたいに地上波で1作目を見た「ノリよりもストーリー重視」な人たちは続編見に行かないと思いますが。

 

それよりもだ。最近ディズニー作品は続編が多くない?てっきりジブリみたいに続編嫌いなんだと思ってたよ。

 

 

確かに松たか子さんは限界に挑戦したと思いました。画のクオリティもパワーアップしてたし(え?ナニコレ風景は実写なの?みたいな)。

そんなデズニーより僕と踊りませんか?

でわでわ。(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪