何故なら「待て、話せばわかる」が通用しないから。言葉を発するより早く撃たれてジ・エンドなんてキツすぎる(滝汗)。ふと『ユナイテッド93』を思い出した(これは最初から泣いたなぁ)。
結構な満足度で。実話ベースだそうで。あまり記憶にないなぁ(2008年ってつい最近のことなのに!)。「この出来事を風化させてはいけない!」と監督さんはいろいろリサーチしたのだとか。
ホテル・ムンバイ 特集: 【衝撃と奇跡の実話】同時多発テロが発生…五ツ星ホテルマンの“おもてなしの心”が、命を救った―― - 映画.com
2008年11月26日。突如としてムンバイに銃声が鳴り響いた。ごった返す駅や旅行者に人気のレストラン、病院、映画館などで10件のテロが同時に発生した。29日に事態が終息するまで、死者は少なくとも172人、負傷者は239人にのぼった。イスラム過激派組織による犯行だった。
不条理極まりない(怒)。不条理といえば代表的なのが戦争なんだけど戦争の厄介なところは「宗教」と「人種」がワンセットになっているところ。たとえ平和協定結んで戦争を終結させたとしても国民の「わだかまり」が長引くのですよ。根っこが深いの。
「インドの9・11」ムンバイ同時多発テロを描く、『ホテル・ムンバイ』 | 大場正明 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
ザーラはイスラム教徒のイラン人で、電話ではペルシャ語で話している。そんな背景が終盤で大きな意味を持つことになるが、その前に、実行犯のひとりであるイムランに触れておくべきだろう。救援に来た警官に撃たれ、足を負傷したイムランが気にかけているのは、本当に家族に金が支払われるかどうかだ。そんな彼は終盤でザーラに銃を向けるが、彼女が祈りの言葉を唱えているのを耳にする。信仰に厚い彼は激しく動揺していく。
多少ネタバレになってしまうかもしれないがこのシーンは重要です。どんなにイスラム教徒が追い込まれたのか冒頭の首謀者の指示からわかります(そら、「ヒンドゥー教徒以外はインド人じゃない」みたいな扱い方されたら誰だって怒るわな)。
でも実際のところ警察が逮捕したテロリストの一人が「自分はパキスタンに本拠を置くイスラム主義組織だ」と供述したがパキスタン側は「テロリストは宗教とは全く関係ない」と発表したそうで。どちらにしろインド・パキスタンの関係悪化したのね。
★
下手なホラー映画よりもこちらのほうが怖かったぞ。リアル追求しすぎだろー。料理長がテキパキと的確な指示を出してくれたおかげだな。セガールじゃなかったけど格好いいぞ(インドの伝説的俳優さんらしいです)。
そんなテロより僕と踊りませんか?
ではまた( ´ ▽ ` )ノ