そんなことより僕と踊りませんか?

例えば良い物語があってそれを伝える相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない(by『海の上のピアニスト』)

愛に出来ることはまだ無いよ。僕にできることもまだ無いよ♪

愛だろ、愛。

 

coco.to

前作はあんなに盛り上がったのに。なんか普通な満足度。というか『君の名は。』はtohoシネマズさんのゴリ押し企画があったんだけど今作はないのかしらん。

 

それよりも賛否両論らしく。

 

togetter.com

「いつもの新海誠というのがw。わりと若い子の支持多し。「なんじゃこりゃー、だけどそこがいい」みたいな。ハマる人にはハマる。タイやインド旅行みたいなもんかな。

 

( `・ω・) ウーム…ひと言でいえば

若いっていいわねトオイメ

かしらん。

 

世界が狂ってるんじゃない!新海誠が(良い意味で)狂ってるんだ。

 

「いまの社会って、正しくないことを主張しづらいですよね。帆高の叫ぶ言葉は、政治家が言ったり、SNSに書いたりしたとしたら、叩かれたり、炎上するようなことかもしれない。でもエンタテインメントだったら叫べるわけです。僕はそういうことがやりたかった」と語る。

『天気の子』新海誠監督が明かす“賛否両論”映画を作ったワケ、“セカイ系”と言われることへの答え(Movie Walker) - Yahoo!ニュース

ドMですかw。某NHKでゲストの檀れいが「エゴサーチして自分の批判見るのが好きな私は変態なんですかね?」と言っていたのを思い出し。「いいえ、檀れいさん、あなたは変態じゃなくて立派なドMです」とテレビにつぶやいていたのだが。

 

私が考えるに、新海監督は『秒速5センチメートル』の第一話とか『言の葉の庭』のような、あまりファンタジックな要素のないドラマと相性がよく、もっとも持ち味を生かせるジャンルだと思うのだが、残念ながらそういう「興収5億円」を目指すような映画づくりは、周囲がもう許してくれまい。

超映画批評『天気の子』40点(100点満点中)

なるほろ。宮崎駿監督と比較してたが「パヤオは圧倒的なエンタメ演出の才能がありどんなつまらない題材でも良質な娯楽作にしてしまう」というのは納得。『天気の子』で雨のシーンは「ジブリ超えちゃった?」というくらいアニメにしては却って気持ち悪いくらいリアルだったな(でも水の画はジブリがいちばん好き)。

 

今回の映画について『君の名は。』に怒った人をもっと怒らせたいと語る新海は、そもそもそういう人たちと相互理解を求めているわけではないと思う。だってはじめから分かろうすらしない人って沢山いるんだもの。作品の趣向の好き嫌いとは別で、自分の想像力を超えたものをはじめから理解する気のない人は存在する。そういう人たちは往々にしてアニメーションの可能性やエンタメの可能性を信じていない。自分の固定観念が全てでそれ以外は認めない。

分かり合えない人へ〜 新海誠が「天気の子」で沈めたものは - →NOT ODAYAKA!

感性は人それぞれだしね。いいじゃないのしあわせならば(byさがら)。分かり合えない人というのは世界中にいっぱいいるし。気にするだけ時間の無駄だしな。

 

作中でいわれるように、世界はすでに「狂っている」。ヒロインはそんな世界を正すために自らを犠牲にし、主人公はその自己犠牲的な選択をさらに拒否する。彼のこの選択は、たんに女性を所有しようとする男性的な欲望のあらわれであると同時に、「終わりなき日常」が成立しえないような狂った世界で、私たちが何を優先すべきなのか(もちろん法律よりも!)についての意思表明でもあるだろう。

『天気の子』の見取り図 - teramat’s diary

須賀さんの「世界なんて最初から狂ってる」「人間歳とるとさ、大事なものの順番を入れ替えられなくなるんだよな」は名言。というか小栗潤のアテレコは凄く似合ってたな。『サマーウォーズ』の侘助みたいなキャラだよなぁ。

 

 

というか脇キャラの須賀さんがいなかったらこのストーリー成り立たなかったのでは?『君の名は。』の瀧や三葉、てっしー&サヤちんも出てるんだねw。

 

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アイーンにできることはまだあるかい